再生の会 第1回通常総会

2013年7月2日( カテゴリー: 現場レポート )

勢揃いの第1回通常総会


6月27日、名取市海岸林再生の会の第1回通常総会が行われました。
会員は育苗に実際に参加している人、25名で構成しています。今回は、会員とオイスカスタッフのほか、県、市、種苗組合、森林組合が来賓として参加しました。
総会の議事は、
①平成24年度事業報告・決算
②平成25年度事業計画・予算
③定款改正
主な内容は以下の通りです。
2012年2月29日に設立総会を開催し、オイスカと委託契約を締結。
全国の支援者からオイスカに寄せられた寄附をもとに、
再生の会会員は労働の対価を得ながら、苗木作りを開始し、
昨年度、10万粒の播種、9万本の育成を行った。
また、苗木生産技術の向上・研鑽のため、種苗組合主催の講習会、自主研修会、
先進海岸林の視察研修を行った。
全国の支援者等を対象に、海岸林の重要性、クロマツ植栽の必要性について
理解を深めて頂くためのイベントを行い、啓発を図った。
オイスカに寄せられた全国からの寄附約767万円と、名取市からの補助金約100万円などをもとに1,287時間の労働が行われ、現時点で、来年度20ha植栽分の態勢を整えることができた。
平成25年度事業計画・予算に関しては
1.苗木生産計画
①2年生苗木9万本の育成
②抵抗性クロマツ・普通クロマツ・広葉樹播種
2.コンテナ苗増産体制の拡充
H26年度春にコンテナ播種予定67,500粒分の資機材の拡充。
今後は、「抵抗性クロマツ・コンテナ播種」が事業の大半になってゆく見通し。
3.H26春植栽に向けた体制の構築
H24年度に林野庁東北森林管理局仙台森林管理署から発注された名取市治山工事は
90haとなっており、H25年度中に相当面積が完成するとみられ、それに対応する体制の 構築を図る。
4.会員の技術習得・研鑽
種苗組合や県の講習会に班長だけでなく、会員も参加したい。
(女性複数からの意見。出席していた種苗組合組合長がその場で了承)
5.海岸林再生事業の啓発普及活動
育苗が軌道に乗ったことなども勘案し、今年から名取市や宮城県内での啓発活動に
今まで以上に取り組む。具体的には、仙台駅西口改札前での写真展、それを経て
名取市文化会館での第1回定期活動報告会(1月末ごろ・400人規模)を検討する。
以上の活動全体で、最低7,200時間(前年度比6倍)の労働が行われる見通しで、
オイスカを通じて全国から寄せられた約1,654万円の予算が承認されました。
「感謝」という言葉が幾度も出てくる、温かいご祝辞を宮城県からいただきました。

「感謝」という言葉が幾度も出てくる、
温かいご祝辞を宮城県からいただきました

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