担当の吉田です。 思うところがあって、林政審議会施策部会を傍聴しました。 この会議の目的は、林野庁の年次報告と言える 「森林・林業白書」の作成です。 私が傍聴したのは、その作成最終段階です。 4月末の本会議の後、上程され、閣議決定を経て公開されます。 各省庁には、審議会と検討会がありますが、どちらも長い期間行われます。 震災後、2011年5月からの林野庁「東日本大震災に係る海岸防災林の 再生に関する検討会」は私も全5回傍聴し、議論の過程を聞きました。 この手の会議は、前半は議論・検討、後半は取りまとめ。 従って最後は「言葉」の使い方もポイントの一つになってくるんですね。 ・・・ということで、今日は思っていなかった収穫がありました。 白書は国民に読んでもらうためのもの。
『木材の利用が森林の整備になる』 という表現が一般市民、消費者に正しく伝わるか?
そもそも『森林整備』という言葉も正確にご理解いただけないのでは? という委員の先生の問いかけがそれでした。 ただでさえ分かりにくい長期復興の道のり。 「海岸林再生プロジェクト」も然りです。 どうすれば、もっと分かりやすい説明となるか。 クロマツおたくを鼻にかけて、難しい話ばかりしているようでは、 まだまだ修行が足らないと、目が覚めた気がします。 専門用語ばかり使われては、聴くのもしんどいですよね。