震災により多くの堤防が破壊されました。
特に堤防の内陸側は、強烈な波が回転することで「洗掘」されました。
盛土と同様、震災で得た教訓を工事に生かすべく、内陸側の勾配をゆるくした設計とのことです。
名取市の堤防は、国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所が所管し、
昨夏は夏の高波高潮に備え、昼夜を問わぬような突貫工事で応急処置され、今年度に入り、目下、本工事の真っ最中です。
昨年秋以来、懇意にさせて頂いているご担当者と初めてお目にかかった時は、
まさに気合が人間の姿をしているように感じました。
職場に行っても、現場最前の拠点らしい男の匂い漂う事務所でした。
宮城南部の大半の場所は、来春には防潮堤工事を終わらせるため、
懸命の努力がされております。それに続いて、林野庁の盛土工事が本格化します。
事故がなく進むことをいつも祈っています。