「海岸林キックオフ植樹」in七ヶ浜町のその後

2012年9月5日( カテゴリー: 現場レポート )

7月3日に秋山君がレポートした宮城県主催「海岸林キックオフ植樹」in七ヶ浜町のその後を8月18日に見てきました。

仙台火力発電所や新日本石油施設が見えます。
遠くから見ると海岸林は残っているように見えますが、実際には「疎林化」しています。
津波でやられてしまい、虫食いのようになっています。
一面被害を受けたような場所だけでなく、被害程度は高くないものの、
「疎を密にする」再生方法を求められる場所も数多くあります。


地山は草が茂ります。

こちらは全く下草が生えていません。
「地山をえぐられ凹が出来ため、山砂を入れて植栽をしたために今年だけは下草が生えない」
そうです。そのような何らかの理由でえぐられ、凹になった場所はよく見かけます。
この様な「壊滅的打撃」に至らない海岸林は全被害面積3,660haのうちの約70%あります。
*被害程度75%未満
ここは国の直轄地域でないため、県が再生事業を進める地域です。
宮城県南部は壊滅的打撃を受けたため国が直轄します。
国交省による防潮堤→林野庁による海岸林の基盤となる盛土工事、その後に植栽が開始されます。
キックオフイベントは別として、本格化するのは平成26年の春頃でしょうか。

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