啓発普及部の鈴木です。
「2024オイスカ冬募金」へのあたたかいご支援、ご協力ありがとうございました。
1月24日に募金期間が終了後もご寄附が少しずつ増え、445人から7,978,927円のご寄附をいただくことができました。
水難事故でなくなってしまった赤いシャツの女の子、いつまでも心にとどめておこうと思います。
特に、期間中に2回もご寄附くださった方が15人もいらっしゃいました。ありがたくて、2倍3倍のお礼を伝えたいのですが、ボキャブラリーが貧弱で「ありがとうございます」以外の言葉が見つからず、もどかしくて。
ご寄附くださった方にはきちんとお礼をし、
ご寄附を現場でしっかり活かし、その成果をきちんと報告させていただきます。
目標の900万円に届かなかったことはきちんと反省して。
オイスカを信用して託してくださった未来への保険、
大切に使わせていただきます。
最近思うこと・・・
周りを見渡してみると、
貧困、ジェンダー平等、不登校、過疎化、少子高齢化、労働力不足、環境問題、防災や災害対策などなど、解決すべき社会課題が山積みです。
これまでは行政に頼っていれば、「行政が何とかしてくれる」というどこか人まかせな気持ちがありました。
でも、ここ10年ほどで、「どうやら人任せ行政任せではダメなのかもしれない、課題は解決されないのでは」と思うようになりました。とても感覚的なものなのですが。課題は解決されるどころか増えているように思います。問題があるところで声を上げることで顕在化しているともいえます。行政は何をしているんだと責める気持ちはまったくありません。
江戸時代、特に大阪では、橋や堤防、公共施設、神社仏閣などが商人などの民間からの寄付で建設され、大阪の繁栄を築いてきました。大阪が商業や物流の中心地で裕福な商人が多かったというのもその理由としてあったと思いますが、大なり小なり日本全国で寄付によってインフラが整備されてきた土壌があるのだろうと思います。
江戸時代の話ですが、寄付には社会を変える可能性があると信じています。
ある方が、「自分のためにお金を使えば嬉しいのは自分だけ。でも、寄付すれば寄付を受けた団体、その先にある現場で喜んでもらえる。喜んでもらえると私も嬉しい。少なくとも3人が嬉しくなるんです」と。
私は最近、自分の団体だけでなく他の団体に寄付することが増えてきました。
自分のために使うお金も大事ですが、誰かのために使うお金もあたたかくていいなと思うこのごろです。
将来、「子どももお年寄りも若者も色んな年齢の人たちが楽しく過ごせる同じ空間が身近にあったらいいな。お年寄りになった私はそこでお茶をすすっている」こんな未来を描いた時、このような活動をしている団体を寄付で応援することで、この活動が地域に根付いていき、広がっていきます。生きたお金の使い方って、欲しい未来をつくるために大事だな。
オイスカが目指す「住み続けられる未来」を大事だと思い、応援してくれる方が増えるように、これからも走り続けます。
あらためて、
「2024オイスカ冬募金」へのたくさんのご協力ありがとうございました。