2023年9月4日

研修生OB・OGの活躍の現場へ!【オイスカふれあいの翼カンボジアツアー実施レポート2日目】

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  • 「子供の森」計画
  • 西日本研修センターの飯川です。

    8月21日(月)~26日(土)に実施した、西日本研修センター主催『オイスカふれあいの翼カンボジアツアー』の2日目の様子をレポートします。

    1日目の様子はこちら

    2日目には、まず宿泊したBamboo Resort内の施設を見学しました。レストランや会議室、50近くコテージがあり、すべて竹を主な素材として作られています。施設の見学だけでも感動が止まりませんでした。

    朝食も研修生OB・OGと一緒に
    竹で作られたホール

    その後、コンポンチャム州ハンチェイ小学校で「子供の森」計画(CFP)の活動を行いました。こちらでは3種類の樹木を、150本植樹。前日と同様に言葉は通じませんでしたが、共に汗を流すことができました。こちらでは交流は行わず、プレゼントの贈呈のみ行いました。

    一緒に植樹をしました
    ハンチェイ小学校の校長より特産品の黒コショウをいただきました
    集合写真

    昼食は、BSDA(Buddhism for Social Development Action/オイスカがCFPを実施しているコンポンチャムを拠点とする地元NGO)が運営するSmile Restaurantでいただきました。たくさんの料理を用意してくださり、おなかも心もいっぱいになりました。

    Smile Restaurant

    その後、BSDAの活動視察として、貧困層の子どもたちを対象とした教育支援の現場を訪れました。ちょうど欧米からのボランティアスタッフが子どもたちに英語を教えている最中でした。その後、職業訓練学校Smile Instituteへ向かいました。こちらでは15歳以上の子どもたちが調理、車輛整備、モーター整備、電気技師の4コースに分かれて、寝食を共にしながら、1年間、職業訓練を行っています。常に学校内で学ぶわけではなく、アルバイトやパートとして実習を行いながら技術を身につけられるそうです。そして学校の奥にBSDAの事務所があり、そちらで代表を務めるビーさん(西日本研修センターOG)からBSDAについて具体的にご説明いただきました。

    教育支援施設前で集合写真
    教室の様子。英語の授業中でした

    BSDAは、2005年に7人の僧侶によって設立されました。ビーさんも元々はそちらのOGだったそうです。BSDA は、人々が自立して生活できる社会を目指して活動されています。特に女性や子どもらを対象とした生活の改善を目的とした職業訓練や就労支援、貧困層の子どもらを対象にした教育支援などを行っています。先に述べたBamboo ResortやSmile Restaurant、Smile Instituteは活動現場の一つで、そのほかにもHIV感染者への就労支援活動や国内外でのNGOネットワークの構築など、幅広い活動を行われています。いずれの活動も一貫して、技術を身につけ、卒業後は就労しながら、それぞれの道を歩むことができる、とても良い活動であると感じました。一方で農産物の栽培技術や日本食の調理技術などを勉強させたいとの想いもあり、是非、西日本研修センターとも共同プロジェクトを行えたらと話していました。非常に熱い思いを持って活動されているのが伝わり、心が熱くなりました。

    ご説明いただいた後は移動して、同じくBSDAの活動地の一つであるMekong Kampuchea Kids Projectの現場を訪れました。そこでは子どもたちが学んだ伝統舞踊5曲と伝統楽器の演奏を披露してくださいました。個人的にはココナッツダンスがとても楽しそうで覚えたくなりました。

    Mekong Kampuchea Kids Project
    子どもたちが伝統舞踊を披露
    子どもたちと集合写真
    日本のODAによって建設された「きずな橋」
    赤土レンガの名残から赤茶の屋根が目立つ

    3日目に続く

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