2023年5月9日

環境省認定「環境パフォーマー」らんま先生 の eco実験ショー!

  • 本部スタッフ
  • 啓発普及部の鈴木です。 

    4月29日「東京都水の科学館」での、らんま先生のショーを見に行きました。趣味のジャグリングとマジックで観衆の心をひきつけ、教員経験で培った伝える力で、環境問題への聴衆の意識を高めていく、さすがプロだと感心しきり。ショーの内容をお伝えします。


    オイスカ ランカのアラハコーンさん(スリランカ)がオイスカの東京事務所に来て、職員向けに近況報告をしてくれたとき、オイスカを長くご支援くださっている環境パフォーマーのらんま先生もお見えになりました。(報告会の様子はコチラ
    初めてお会いしたのですが、雰囲気や声、表情から強いエネルギーを感じる方でした。
    久しぶりに感じるこのエネルギーに惹かれ、公演を観に行かせてくださいとお願いし、昭和の日の4月29日、「東京都水の科学館」に行ってきました。

    東京ビックサイト近くの東京都水の科学館(中央) 周囲はお散歩するのに気持ちのいい場所です

    場所がら、会場に集まっていたのは、小学生以下の親子連れがほとんど。
    開始時間の数分前、
    50人定員の会場には9割ほど人が入っていました。
    「先生ね、子どもがいるからわかるんだけど、待つってほんとつらいんだよね~
    だから、まだ始まってないけど・・・」
    といいながら、会場の子どもや大人も交えて風船のパフォーマンスを繰り出す。
    すでに会場は、らんま先生に心をつかまれています。

    公演開始前から心をつかみ、会場の一体感を生み出すテクニックはさすが!
    2004年から、プロの講師として、年間200公演をこなす経験値。

    風船にBBQ用のクシを刺す。割れるか?割れないか?ハラハラドキドキ

    社会人チャンピオンになったこともある趣味のジャグリングで、ますます心をつかんでいきます。

    「先生ね、30年くらい前にインドネシアにマングローブ植林に行ったんだ。
    大きくなってるかなと思って、楽しみにして半年後に行ったら数千本が全滅で、とってもショックだったんだよね。
    見て(スライドを見せながら)、原因はこの大量のゴミ」
    これは紛れもなくオイスカの現場での経験。
    インドネシアでは1993年から本格的にマングローブ植林に取り組んでいます。
    らんま先生が行ったときは、ちょうど本格的に取り組みはじめたばかり。
    (たくさんの失敗を繰り返し、今では、3000ヘクタールのマングローブがよみがえっています。)

    らんま先生は、この経験が自身を環境パフォーマーに駆り立てた原動力だとおっしゃいます。

    1994年にインドネシア植林ツアーに参加し、マングローブを数千本植えたけれど、半年後・・・

    バルーンアートで犬を作りながら、
    「この風船はね、時間がたつと土にかえる風船なんだよね。」

    みんながあっと驚く空気砲のパフォーマンス用の段ボールを手にしながら、
    「このガムテープはね、段ボールに貼ったまま再生できる、環境にやさしいのものなんだよね。
     今は1巻400円なんだけど、前は800円くらいだったんだよね。
     これも、みんなが使うようになれば、もっと安くなるんだよね」

    クラゲのように見えるレジ袋のスライドを見せ、
    「みんなが、1回レジ袋を減らすと、36ミリの石油が減らせるんだよね」
    と言いながら、36ミリほどの色付きの水をビーカーに入れて、小さい子でもその量がわかるように見える化する。

    うがい薬で茶色く濁ったペットボトルの水を一瞬にしてきれいにする手品のようなパフォーマンスを繰り広げながら、
    「このペットボトル、もう何年も使っているんだよ。
     この辺りがへこんでいるけど、問題なく使えてるから使ってるんだよね」
    そう話しながらも、手は止まっていない。次のパフォーマンスの準備を進める。
    押し付けがましくなく、環境にやさしいことを伝えるところが素人とは違うところ。

    ギネス世界記録の超巨大空気砲の実験。
    らんま先生は、日本人で唯一、科学実験の世界記録保持者でもあります。

    環境を大切に!
    電気はこまめに切りましょう!
    節水しましょう!
    など、ダイレクトに言うパフォーマンスではありません。
    日本で初めて環境省認定の「環境パフォーマー」として、
    特技のジャグリングや手品を繰り広げ、観客の心をつかみ、サイエンスマジックを織り交ぜながら、一人ひとりが環境にやさしい生活をしましょうというメッセージを伝える。
    プロだよなと感心しきり。
    私をはじめ、オイスカの職員も学ぶところがとっても多いような気がする。

    公演中に苦労話も飛び出す。
    「先生ね、31歳のときに、信じていた人に裏切られちゃって2400万円もの借金を負わされちゃったんだよね。
    でもね、人生どん底を経験すると強くなれるんだよね」

    これまで日本になかった「環境パフォーマー」という道を、自力で切り拓いてこられた方なので、
    自分をどう魅せればいいのかも熟知されていると感じます。
    このあたりもオイスカに足りないところかな。

    年間で全国200公演をするというらんま先生は、全国各地を飛び回り、最近は企業さんからの依頼で、SDGsから、組織改革に至るまで、守備範囲広く講演をしているとのこと。
    会場は50人定員で、公演する会場の中でこの会場がいちばん小さいというように、大きなホールでの公演も多いようです。

    楽しかったと思う反面、「伝える」という面で、まだまだオイスカは足りないよな・・・と力不足を感じさせられもしました。
    さらに上を目指して、明日からもまたがんばろうと思う体験でした。


    6月18日(日)にも、らんま先生のショーがあります。

    見ているうちに引き込まれますので、興味を持たれた方はぜひ!

    入場無料 11:00~と13:30~の2回公演 @東京都水の科学館

    詳しくはコチラ(水の科学館ホームぺージ


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