2023年4月20日

沙漠にも春到来!

  • ウズベキスタン
  • 本部スタッフ
  • 本部・啓発普及部の林です。
    「これまで何ヵ国ぐらい訪問した?」「今まで行った国の中でどこか一番好き?」
    といった質問をよく受けます。二つ目の質問に答えるのは難しいのですが、昨年、初めてウズベキスタンを訪問し、この国が大好きになってからは、「ウズベキスタン!」が最近の私の答えです。
    ここのところ、同国から青山さんが現地のあれこれを報告してくれていて、うれしく思っています。

    昨年私が訪問したのは11月。木々の多いタシケントの様子は、日本の秋の風景と似ていました。

    しかし、オイスカが活動するアラル海に向かうと、風景は一変。乾燥した土地が広がり、植物が生えていても、冬に向かう季節の中で、生命の輝きを感じる色はなく、荒涼とした風景ばかり。
    (以前、浜松にあるオイスカ高校に勤務していた際、アメリカの乾燥地域から短期留学に来ていた生徒が「浜松には色がたくさんある!」と驚いていたのを思い出しました。校舎の前には青々とした田んぼが広がり、校舎の後ろには水面がキラキラと光る浜名湖がある風景、確かに色があふれていました)

    アラル海に向かう途中、道路脇にサクサウール(私たちが植林をする木も同じです)が茂るエリアで停車し、休憩(この茂みがトイレになります……)。プロジェクトを担当する冨樫さんは、「プロジェクトもこんな風に緑化されたらいいですね~」と大きく育ったサクサウールに目を輝かせていました。でも、私は東南アジアの植林プロジェクトを見慣れているので、どうもこの枯れたような木を見ても「緑化されている」と思えないのです。もちろん頭ではわかっていますが、感覚的にそうとらえられないのです。


    プロジェクトで植えた植栽地を見学した際も冨樫さんは「6割ぐらい根付いている」といいますが、私にはピンときません。

    私が見たのは秋冬の景色で、だからサクサウールも茶色なのだとわかっていても、春が来たらどのくらい緑になるのか、なかなかイメージがわきませんでした。
    以前オイスカ誌の表紙に使った写真を撮影した場所で、同じように撮影してみました。
    左が秋、右が春の様子です。なんといっても空の青さが全然違う!!! ただ、地面は少し草で覆われているものの、木の姿はさほど変わらないように見えます。春といっても沙漠の春はこの程度なのかなぁという想像をしていました。

    しかし、今月現地から送られてきた写真に、ようやく「ああ、沙漠にも春が来るのだ!」と実感することができました。空も青いし、サクサウールも緑!! コキアが植えられた公園みたい!! しっかり緑化されていました。これなら私の目にもわかります。

    干上がったアラル海に水を戻すことも、水産業で賑わった当時の姿を戻すこともできませんが、せめて緑あふれる大地に変えたいなぁと、この写真を見てあらためて緑化への思いを強くしました。

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