2023年1月23日

【PNG出張報告】在外公館長表彰をいただきました

  • 海外スタッフ
  •  パプアニューギニア駐在代表の荏原 美知勝です。

     2020年2月の一時帰国中に世界中がコロナ禍となり、赴任先のパプアニューギニアでも入国制限が出ました。そのため、長期滞在ビザはもとより、観光ビザも長らく発給されませんでした。長期滞在ビザはいまだに発給停止のため、観光ビザで11月9日から1月6日まで出張しました。研修内容や会計、施設、人員、外部機関との調整が主な目的でしたが、今回は悲喜こもごもの出張となりました。

    研修センターでの稲作研修

    滞在中は悲喜こもごも

     まず、とてもがっかりしたこと。パプアニューギニアのニューブリテン島のラバウルは、熱帯雨林気候で、年間を通して高温が続きます。海洋性の雨季と乾季がありますが、去年の乾季は、例年になく雨量が少なく、9ヵ月ほど長引きました。人為的なのか自然発火なのか原因はわかりませんが、2年前に植林した、世界一軽い木材として有名なバルサの木など、合計約1,200本、1.1ヘクタールが焼失しました。

     1993年から同国に駐在していますが、これほど乾季が続くことは経験になく、気象の変化を肌で感じています。3年後、これらのバルサから、活動拠点のラバウルエコテック研修センターの運営経費に充てる数百万円の収入を見込んでいただけに、とてもがっかりしました。

     

     嬉しいこともいくつかありました。この3年間滞っていた、公益財団法人オイスカと、センターのある東ニューブリテン州、センターの3者間の協約書の更新が東ニューブリテン州議会で承認されたことです。その後すぐに、同州の農業局から、センターの圃場を州の米の生産拠点として使用したいと打診がありました。

     また、センターのカカオ農園には、チョコレートを作る機械を備えた加工所が併設されていますが、チョコレートを製品にして販売する為のパッキング資機材も揃えて、州で初めてのチョコレート製品の生産を開始したいと、中央政府のカカオ協会から提案があり、試作品作りに取り掛かりました。

     パプアニューギニアにいる家族と久しぶりに会ったことも嬉しかったです。14歳の3男が私の身長を遥かに追い抜き、175センチほどに成長していて驚きました。

    ケラバット刑務所の服役者と看守たちと一緒に植林前のひとコマ

    思いもかけず、在外公館長表彰

    また今回は思いがけず大きな表彰をいただきました。

    パプアニューギニアと日本両国の橋渡しとなり、長年にわたる相互理解への貢献があったと、駐パプアニューギニア日本国特命全権大使の渡邊 信之閣下より在外公館長表彰をいただきました。

    ここでの活動は、私個人のものではなく、オイスカあってのものですので、パプアニューギニアでもオイスカの活動が高く評価されたと思うと、嬉しかったです。

    いつもテレビで見ている、大使が右側に座り、主賓が左側に座っている画面の中のあの主賓席に自分が座らせていただいて、大使とお話することができたことに、とても光栄に思いました。

    また、この表彰式は、1月中旬に他の表彰者と共に開催する予定でしたが、私の帰国の日程にあわせ、特別に催してくださったこと、とてもありがたく思いました。

    右から3人目が渡邊 信之大使、中央が本人

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