2022年5月19日

2年ぶりのパプアニューギニア

  • 海外スタッフ
  • パプアニューギニア(以下、PNG)駐在員の荏原です。
    私は1993年3月にPNGのラバウルに初めて赴任して以来、駐在員として現地で活動していましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年2月の一時帰国を最後に約2年間現地への再赴任が叶いませんでした。ようやく現地へ行けたのが今年の1月下旬、30日間という短期ビザでしたが現地の土を再び踏むことができました。少し時間が経ってしまいましたが、その時のことを振り返りつつ、報告したいと思います。

    現地では主にコスモ石油エコカード基金の業務調整や、現地スタッフや関係者との話し合いを行いました。特に現地は通信状況が悪く、私が日本にいる間はスタッフとのやり取りもなかなかスムーズに進みませんでしたので、今回は貴重な機会となりました。

    オイスカラバウルエコテック研修センターのスタッフはお陰様でみんな元気でした。でもセンター所長のノベットさんの奥様が亡くなられるなど2年間の間にお互い年を積み重ねてきたことも感じました。オイスカラバウルのシナイ・ブラウン会長も病気を患いほとんど外出できない生活になっていましたが、未だに明晰さは残っていて、会長としてさまざまな収入プログラムを構想されておられる程でした。

    首都の空港に新たに設置されたPCR検査場
    女性生活改善研修の様子

    オイスカ活動の要である農林業研修ですが、コロナ禍のため2020年は僅か3名の研修生。そして2021年は、研修生が全くいないという状況でした。久々に見たセンターの畑の多くも管理が行き届いておらず、研修生のいない研修センターは残念ながら弾けるような命を感じることができませんでした。コロナ前は研修センターに研修生がいない年が来る、という状況が起きることなど誰も予想してこなかったので、スタッフの士気も張り詰めたものは感じられませんでした。研修生と一緒に生活をしながらの研修では、研修生が多ければ問題も多くなります。しかしそれでも農作業や食事、点呼、国旗掲揚、スポーツ、課外活動など、人と人の交流を通して問題に打ち克つ心がスタッフの中で育まれ、それによってこれまでのオイスカラバウルエコテック研修センターがあるのだという事にも気付かされました。

    これまでの歴史を踏まえつつ、パプアニューギニアの現在と未来に貢献できる人材を輩出する研修センターを目指して、農林業を通しての人材育成にこれからも取り組んでいきたいという思いを強くして帰国しました。

    精米機の使い方研修
    刑務所での植林活動

    現在は今後の長期赴任に向けて必要な手続きを進めています。PNGではなかなか長期ビザの取得も思うようにはいかず時間はもう少しかかりそうですが、できる限り早く現地での仕事が再開できるよう祈っています。

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