2017年9月5日

ミャンマー滞在記 1 

  • 海外スタッフ
  • 本部・広報室の林です。

    月刊「OISCA」4月号の若者座談会に登場してくれた大学生で、
    現在ミャンマーで活動をしている長谷川南さんから届いたレポートを
    少しずつ紹介していきたいと思います。

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     2016年12月
    ミャンマーに来て約1ヵ月半が経ちました。現在のミャンマーの季節は冬です。
    私がいる中央乾燥地帯の気候は、日中は30度から35度くらいまで上がり、
    朝晩は17度から10度まで下がります。みんな寒い寒いと言いながら、
    ジャンバーやセーターを着込んでいますが、足元はビーチサンダルという、
    チグハグ感がミャンマースタイルらしくて面白い光景です。
    ミャンマーらしいといえば、パゴダがたくさんあるイメージですが、
    私のいるところはバガンの近くということもあってか、
    古いパゴダがいたるところにあります。この前は、作業中に煙管のようなものが出土しました。
    そんな場所で毎日タナカ(日焼け止め、化粧?)を(強制的に)塗られて、
    ロンジーを履いて過ごしています。

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     私が滞在してるOISCAセンターには、18歳から26歳までの研修生が20人と
    ミャンマー人スタッフが35人、日本人は私を含め3人です。
    活動内容は、主に有機農業技術、畜産、植林等の研修。
    それから日本政府の支援プロジェクトで村に子豚を配り、生活向上の支援する取り組みや
    WFP(世界食糧計画)の取り組みで村の栄養状況調査等。幅広く活動しています。

     前置きが長くなってしまいましたが、そんなセンターでの一日を簡単に紹介します。
    センターの朝は5時の点呼から始まります。点呼、掃除、朝食、7時から午前中の研修が始まります。
    研修には、私が担当する日本語の授業がない限り、私も研修に加わったり、
    近所の村に行ったりしています。それから昼食とお昼寝の時間を挟んで13時半から17時まで
    午後の研修。その後は、私がここでの生活の中で最大の苦行だと思っている水浴びの時間です。
    ミャンマーの村の水浴びは昼間の暑い時に、男女問わずロンジーを巻きつけ、井戸で水浴びをします。
    しかしセンターでは夕方まで研修があるため日中に浴びてもまた汚れてしまうので夕方に浴びます。
    つまりとにかく寒いのです。みんなで「寒い!」と言いながら浴びています。
    それから、ロンジーを着たまま水浴びをするのも未だに慣れません。
    そんな苦行のあとは、スタッフミーティング、夕食、点呼、22時消灯で一日が終わります。

     最近は涼しい季節のため、毎週何かとイベント事がありセンターは忙しいです。
    しかし、せっかくなので月に一度の、何かしらのアンケート調査を実行したいと思います。
    先月11月は大学のゼミでも少し話題に上がった『あなたは今どのくらい幸せですか?』
    というものにパーセンテージで回答してもらい、年齢と性別に分けて記録しました。
    今回はセンター内のみのアンケートにしました。

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    男性18名、女性21名、合計39名に協力してもらいました。結果を完結に報告すると、50%以下と回答した人数は3人、逆に100%と回答した人は18人と全体の半数でした。特に女性の割合は多いです。今回は39人という少ない人数でしたが半数が100%と回答したのは多いように思います。ただ、理由を尋ねると「今日のご飯が美味しかったから」というような回答もあり、主旨がうまく伝わっていなかった可能性があるため、またの機会には理由を全員に聞き、対象人数を増やして再挑戦してみたいと思います。それから、今回の調査結果でなぜ100%と回答した人が多かったのかは、今後のミャンマーでの生活で考察していきたいと思います。

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    パゴダの前で研修生と記念撮影

     

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