2022年1月5日

ミャンマーの日常

  • ミャンマー
  • 本部スタッフ
  • 新しい年が始まりました。

    東京ではこの年末年始、晴天が続き、あたたかな太陽の恵みを受けて、穏やかに過ごすことができることに、とてもありがたく思います。

    啓発普及部の鈴木です。

    みなさんご存知いただけているかと思いますが、12月1日から「2021オイスカ冬募金」を実施中です。

    「住み続けられる未来」を目指して、世界各地で奮闘するオイスカスタッフとその活動への応援を呼び掛けています。

    この冬募金の実施にあたり、国内外の現場で活動するスタッフに「2030年に描いている未来」や「今、取り組んでいることとその課題」について、動画またはコメントでの寄稿を呼び掛けました。

    現場の活動が忙しいだろうから、呼び掛けたスタッフ全員から動画やコメントをいただくのは難しいだろうな~と思っていたところ、いちばん難しいと思っていたミャンマーから届きました。しかも動画が!

    2月にクーデターが発生して以来、不安定な情勢が続くミャンマー。

    本部の同国の担当者からは、国の情勢を考えると音声や動画をもらうことは難しいと聞いていたので、あきらめていました。

    動画を見ると、そこには穏やかな日常の風景がありました。

    青々と育つ稲

    目を出したばかりの野菜の苗

    動画のすみっこに映りこんでいる犬

    頻繁に行き来する大型トラック

    イーさんが話す後ろでのんびり歩く牛

    そうした何でもないひとコマひとコマに、ミャンマーの人々の日常の生活を感じることができ、安堵しました。

    数回撮り直したNG動画も一緒に送られてきました。

    セリフが出てこず、照れ笑いする表情

    話し終えて、安堵する柔らかな表情

    その一つひとつに、私も嬉しくなりました。

    もちろん、その笑顔の裏に隠れた、何ともやり切れない感情がありながらも、生活のためには日常を送らざるを得ないという気持ちがあるのだろうと察します。

    2月1日にクーデターがおこり、まもなく1年になります。

    ミャンマーの情勢が一日も早く安定し、穏やかな日常が戻ることを祈っています。

    **************************************

    ミャンマーのイーさんが日本語で書いた原稿の一部です。

    OISCA ミャンマー 2ばんめ センター の 10ねん あと の もくてき

    こんにちわ みんなさん、わたし は ミャンマー から の イー です。にほん の OISCA にしにほん けんしゅう センター で 2015 ねん の とき のうぎょう を 11か げつかん けんしゅう を して かえったら OISCAミャンマー の 2ばんめ の 研修センター で そうむ と かいけい の しこと を いままで てつだっています。

    OISCA から 10ねん かん の Project に して のうか たち を いねの つくりかた と やさい の さいばい を あめ でも できる の やりかた と かかくひよう を つかわないで Bokashi と ゆうきひりょう を つかって ゆうき のうぎょう するための やりかた を センター に きて、また、むら まで いって おしえる こと を やりたいです。さいばいして しゅうかく できた やさい を

    ち の Organic Market に Joinして おかね に なること まで おしえて、 やさいたべる ひとたち にも かんきょう に ついて すこしい つ”つ ミャンマー で Organic さいばい の こと と Organic やさい つくり を ひろげて あげたいです。

    その かつどう を やるため いまから OISCA で やさいつくって、あめ でも できる さいばい の やりかた と Organic Market の こと を Yangon と Nay Pyi Taw と Mandalay まち で できてる ところ を Join して はんばい しています。 Covid 19 の まえ ミャンマー せいふ DOA から も その まち で Organic Market を はじめる よてい が ありますから、OISCA の さいばい した もの も いれて も いいです と いいました。

    のうかたち もOrganic の こと を もっと べんきょうできる ように なるため のうかさんが こまったとき センターにInformation もらいに きたとき、すぐに かいけつ できる Department (のうぎょうきかい の こと、たね の こと、Organic さいばい の こと)を つくって そうだんできる Staff も よういしておいて、のうぎょう べんきょう できる ばしょう で はなし も できるし、やさい つくること も みる こと できる し、Information を ひとつ の ばしょ で すぐ できる  Department を つくりたいです。

    あと 2030 ねん に なったら Myanmar も にほんみたい ゆうきさいばい に なって ぜんぶ の ばしょう じゃなくって Pyaw Bwe まち の のうか たちから Organic さいばい を やって みんな も Organic やさい を たべて けんきょう に すこしづつ よくなって ほしいです。

    いじょう で わたし の 10ねんかん の あと の みんな の ため に かんがえた もくてきです。できること から やってみたいです。

     よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

    ****************************************

    動画を見ていただくと分かりますが、彼女はほぼすべてを暗記しています。

    2030年に描く未来を実現させたい、そう強く感じます。

    動画はコチラからご覧ください↓

    アーカイブ