2013年5月13日

ホテルとの協働

  • フィジー
  • オイスカ・フィジーの菅原弘誠です。

    フィジーの研修センターから車で20分ほど離れた場所に、Shangri-La’s Fijian Resort & Spaというホテルがあります。とても大きなリゾートホテルで、敷地は東京の日比谷公園の約2倍だとか。
    実はこのリゾート、お客さんと一緒にマングローブ植林やサンゴ礁の保全などにも取り組んでいて、その担当者とも知り合いでした。
    そのホテルから、地元のハンディキャップスクールで植林や野菜栽培の指導をしてほしい、との依頼を受けたのです。この学校はリゾートが定期的に支援をしているようで、学校の要望で今回は植林をするにあたり、オイスカのノウハウを提供してほしい、ということでした。

    地元シンガトカにあるハンディキャップスクールの生徒のためなら、ということで環境と農業研修のスタッフ1名ずつと参加、当日はホテルの常連のお客さん(ニュージーランドからのお客さんで、何度もフィジーに来ているそうです)も一緒に活動に参加しました。

    活動の舞台となったハンディキャップスクール
    活動の舞台となったハンディキャップスクール

    生徒によって耳が聞こえなかったり、脳に障害があったりと症状は様々。でも、一度植林などの行動を開始すると、みんな笑顔で取り組んでくれました。木だけでなく、この日は学校の敷地内にレタスやトマト、キャベツなどの野菜も定植。オイスカから持っていった苗を植えた生徒たちは、これから交代で水やりをする、と張り切っていました。

    学校の子どもたち
    学校の子どもたち
    一緒に活動に参加したリゾートのお客さん
    一緒に活動に参加したリゾートのお客さん
    敷地内の畑で野菜の定植を体験
    敷地内の畑で野菜の定植を体験
    生徒たちの笑顔が印象的でした
    生徒たちの笑顔が印象的でした

      オイスカは日本でも色々な企業と協働をしています。ここフィジーでは、観光が大きな産業の一つであり、今回のようにリゾートホテルと協力して貢献できる活動がきっとあるはず。
    先方の担当者も、改めてオイスカとの協働の意義を感じてくれたようなので、これから更なる可能性を模索していきたいと思います。 ビナカ!

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