2012年12月11日

フィジーの海の色から見えること

  • フィジー
  • オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
    南国の島として知られているフィジー、海の色はどのようなものを皆さん想像するでしょうか? 確かに、離島に行くとこんな、きれいな海が見えます。透明度もすごく、たくさんの魚が。  
    でも、今回紹介したい海の色は、実は違うんです。 下の写真はコーラルコーストと言われる海岸を高速バスで走っている時に撮影したものです。 この近くでも、オイスカ・フィジーはサンゴ礁保全活動やマングローブ植林を行っていますが、 海の左側半分が茶色くなっているの、分かりますか?  
    この写真だと、もう少し茶色と海の青色との境界が分かるでしょうか。 実は前日に激しく雨が内陸部で降った影響で、山間部の土砂が流され、 川から流れ出た土砂の影響で海の色が変わっているのです。 少し激しく雨が降ると、コーラルコーストの周辺ではよく見られる光景です。 当然この土砂が堆積すると、その下にあるサンゴ礁は生きていけません。 そうなると魚もいなくなってしまいます。
    もし、山に木がたくさんあって、土砂の流出が少なければ・・・ もし、河口にマングローブがあって少しでも土砂をせき止めてくれれば・・・ 「もし」を期待してはいけませんが、その環境を作るために、オイスカは山での植林、 海岸沿いでのマングローブ植林、そして海でのサンゴ礁保全活動をしています。
    ふだんそれぞれに活動をしていると見えてこない自然のつながりが、 ふと、出張帰りのバスの中から垣間見えた気がしました。 ビナカ!

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