2012年11月2日

フィジーでの農業・人材育成研修 その4 ~環境についての学び~

  • フィジー
  • オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。 
    4週間の日本一時帰国をへて、フィジーに戻りました。 冬に近づいている日本を飛び立ち降り立ったフィジーは、いきなりの南国。身体もびっくりしています。 帰国前と比べて変わっていること、変わっていないこと、いろんな景色を見て、 また活動の場に戻ってきたと決意しています。

    オイスカ・フィジーの環境スタッフからのレクチャーを受ける研修生

      さてさて、すでにご紹介の通り、フィジーでは有機農業の実践を通した人材育成を行っています。 その研修生たちは、農業を中心に学びますが、オイスカの活動はそれだけではなく、彼らにとっても環境問題を身近に感じ、小さなアクションからでも始めてもらうために、環境についても研修をしています。
    まずは座学にて、今起こっている地球温暖化などの環境問題、その問題に対してオイスカが取り組んでいる活動にどのようなものがあるか、ということを学びます。    
    そして後日、実践ということで、サンゴ礁の保全活動とマングローブ植林を体験しました。
    僕はフィジーに戻って2日目でしたが、早速炎天下でのマングローブ植林、なかなか大変でした。でも、「フィジーに戻った!」と実感する仕事ですね。お昼の時間を遅らせて作業をし、植林の後はゴミを拾いながら歩いて戻り、身近なゴミの問題も感じてもらいました。  まずは苗床からマングローブの苗を運び(左)、生長したマングローブから更に森を広げるように、苗木を植えていきます。  

    集まったゴミは、フィジーのものばかり。いつか彼らが捨てたものも、入っているかも!?   経験を通して、環境の大切さ、その作業の大変さ、そして身近なゴミ拾いもする、研修生にとってはてんこ盛りな一日でしたね。
    ただ作業としてではなく、何かを感じてくれて、小さくてもいいので何か将来の行動につながることを祈っています。                    作業と昼食の後、束の間の休憩時間をあげました!  ビナカ!    

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