2012年10月1日

フィジーでのサンゴ礁保全活動 その5 ~モニタリング調査を通して~

  • フィジー
  • オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。

    オイスカ・フィジーの大きな活動の一つであるサンゴ礁保全活動。
    その活動の中心は、サンゴ片の定植を通じたサンゴの再生と、周辺住民に対する意識啓発、 そして彼ら自身での活動への参画を通した動きです。一方、活動を進める中で、現在サンゴ礁がどのような状況で、 それがどう変わっていたか、ということを調べる必要性も感じています。

    そこで、昨年から行っているのがモニタリング調査です。これは、サンゴの活動をするスタッフが日本に行き、 その手法や技術を学んだことをきっかけに昨年からスタートしました。
    毎年測定する場所の環境が、どのように変わっていくかを調べることで、 活動のインパクトや、改善方法等を考えることも可能になります。  

    日本では、簡単なことかもしれませんが、「継続して行うこと」が難しいのが、海外での活動です。 技術が受け継がれなかったり、担当者が変わって途切れてしまったり、純粋に、忘れてしまったり。。。 今回のモニタリング調査は、日本で学んだタマニ氏が、若いテビタ氏と協力しながら進めました。

    そうやって手法や技術を受け継ぎ、活動を継続させること。 本当に難しいのですが、続けていって欲しいと思います。  

    簡単に見えますが、100メートル調査をするのはかなりのハードワーク。 しかも当日は風もあり、寒かったです。。。
    ビナカ!

     

     

    測定をするタマニ氏(左)と、水中でメモを取るテビタ氏(右)

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