2012年11月21日

フィジーで、インドのヒンドゥー教の新年のお祝い

  • フィジー
  • オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
    あまり知られていないかもしれませんが、フィジーの全人口の約40パーセントを、 インド系の住民が占めています。 かつてイギリスの植民地時代に労働者としてフィジーに渡った彼らですが、 その後フィジーに定住し、引き続きサトウキビ畑を営む人、街で商売をする人、 そして政府関係者にも当然、インド系の人は含まれています。 文化的にのんびりしているフィジアンとは異なり、彼らは労働意欲も高く、 フィジーでビジネスに成功しているのはインド系の人が多い、 フィジーの経済を支えているのはインド系の人である、とも言われているようです。
    そのインドのヒンドゥー教の新年のお祝いであるDiwaliが、 フィジーで祝日として制定されていることからも、インド系の人のインパクトが伺いしれます。 今年は11月13日がその日でしたが、その前の週末から、町には綺麗なサリーを着た人があふれ、 イベントもあり、夜は花火があがるなど、Diwaliムード一色となり、 まるでインドにいるような雰囲気でした(インドに行ったことはありませんが・・・)。                  
    知り合いのインド人宅では、竹を使って蝋燭立てを作り、一緒に夜点火していきました。 切った竹にカラフルなナイロンペーパーで色づけしてあります

    暗くなるとこんなきれいに蝋燭の火が浮かびあがりました

    一方で、そのDiwaliの祝日も、フィジー人の村ではあまり関係がないようで、祝日ですが、 Culanuku村でマングローブ植林を行い、オイスカ・フィジーのスタッフは祝日出勤となりましたし、多くの村人も参加してくれました。   同じ国の中で、それほど融合することなく2つの人種が存在しているフィジー。 その様子を垣間見ることができた一日でした。

    PS ちなみに僕ともう一人の駐在員のジョジョさんは、昼は村でのマングローブ植林、 夜は知り合いのインド系の人に招待されてDiwaliのお祝いに参加しました。 平日顔負けの忙しさで、一足先に正月気分を味わうつもりが、 やはり暑い場所での正月に違和感を感じたのは日本人だからでしょうか。。。   ビナカ!

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