2020年6月15日

ステッカーで見る歴史~オイスカ50周年記念誌から

  • 本部スタッフ
  • 広報室倉本です。

    1961年設立のオイスカは、来年60周年になります。

    その準備のためにも、過去のオイスカの情報を時間のある時に調べてみたり、
    まとめてみたりしているのですが、ふと50周年記念誌を見ていたら、
    気になるページがありました。

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    「ステッカーで見る歴史」

    オイスカといえば、まず思いつくのはeマーク↓ですが、他にもたくさんのマークがオイスカの活動の「記号」あるいは「顔」となって活躍してきました。

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    logo 中

    お馴染みのこのロゴマーク。
    地球を意識したearth、そしてエコを意識した
    ecologyやeconomyの頭文字であるeを、
    平和のシンボルマークである笑顔をモチーフに図案化しています。

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    冊子の上段左から右に向かって3つ目まで、オイスカが時代のニーズに沿って掲げたスローガンがデザインしてあります。

    60年代は、「FOOD FIRST」

    人が生きるのに必要な食糧を、まず何とかしようというという思いが表現されたスローガンがデザインされたステッカー。貧困に苦しむインドに篤農家を派遣し、モデル農場をつくって農業の改良普及に努め、同国の食糧増産に寄与していたころに使っていました。

    70年代は、「GRASS ROOTS

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    農村の発展には村人の自立が不可欠と考え、国内外に研修センターを設け、独自の農業実習を中心とした人材育成活動をアジア各地で展開しはじめた時期のもの。

    80年代は、「 LOVE GREEN

     森林減少による洪水や干ばつによる水不足などの問題から、農業が十分に行えないという課題が各国から報告され、植林や森林保全を前面に出したステッカーがデザインされました。この2本の木のデザインは、「子供の森」計画のロゴマークにも使われています。現在でも現役で活用されることもあり、私にとってはeマークに次いで、とても馴染みのあるマークです。

    また、ここでは入りきりませんでしたが、90年代からのスローガンは
    オイスカの沿革に紹介があり、以降もステッカーが作成されています。

    長いオイスカの歴史。
    多くの文書や記録写真からもその様子を知ることができますが、
    こうしたステッカーのデザインからも見てとることができるのですね。

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    【番 外】

    他にも気になった私が気になったポイントがあります。

    冊子のページ下段の左端にあるこれ↓

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    なんだか懐かしいタッチの会員募集中のシールです。

    説明書きには「本部の受付の窓にも貼ってあるが、気が付いている人は少ない様子」とあります。そういえば確かにあったと思いつつ、じっくりと見たことがなかったので、写真を撮ってみました。

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    透明なシールが経年でさらに薄くなっているようですがまだまだ現役です。

    「今、だからオイスカ」会員募集を呼びかける役割を今でも果たそうとしているかのようです。

    ついでに、事務所館内をさらっと見て回ったところ、いろいろなところに
    オイスカのステッカー&マグネットを発見。

    さまざまなデザインに、オイスカの活動の歴史を感じつつ、やっぱりわたしは会員募集の二人のステッカーが、味があっていいなあと思いました。国内や世界各地のオイスカの拠点でも、これらのステッカーやロゴマークが活躍しているのかなあと、つい考えてしまいました。

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