2013年10月22日

オイスカ食堂の想い出

  • 本部スタッフ
  • 本部 広報室の林です。

    先週、国内の研修センタースタッフが集まり、本部で会議を行いました。
    西日本研修センターのスタッフ3人は、 センターの新米10キロ、おいしい高菜炒めとラッキョウ(きっと、飛行機で臭いましたよね!大丈夫でしたか??)を大量に担いで来てくれました。
    中部日本研修センターからも米やナス、ピーマンにオクラ、そして新鮮たまご約500個!が届けられました。 オイスカは「食べる」という人の基本の部分を大切に考えています。

    中野総裁がよく使う「土から離れない」という言葉には、 土が人の命を育む食糧生産の一番のもとだという考えも含まれているように思います。 難しいことは別にしておいしいもの大好きの私にとって「食べる」ということは本当に大切なこと。

    ちょっと思い出したことがあります!
    2005年7月。 オイスカは愛・地球博の「地球市民村」にパビリオン出展しました。

    その名も「土の力発見館」 海外のスタッフも大勢参加しました!
    その名も「土の力発見館」
    海外のスタッフも大勢参加しました!
    これはパビリオンの裏側。 タイの子どもの絵とひまわりで飾られています
    これはパビリオンの裏側。
    タイの子どもの絵とひまわりで飾られています

    パビリオンでは土の力を実感してもらうさまざまな展示を行いました。
    ただ、私がとても印象に残っているのは「裏パビリオン」と呼ばれたスタッフ控室。一緒に出展していたほかのNGOの皆さんや「地球市民村」の運営スタッフたちの控室であり事務所です。

    オイスカは毎日、宿泊していた中部日本研修センターからご飯やおかずを持参し、ここで食事をとっていました。 ほかのNGOの皆さんは出展期間の一ヵ月間、ホテル住まいだったため、毎日コンビニ弁当。
    ある日、コンビニ弁当に飽きてきたある方にこんな風に声を掛けられました。 「オイスカさん、ご飯、残りませんか。少しでいいんです。 もうおにぎり一つでもコンビニのもの、口にしたくないんです」 その日以降、オイスカの控室は「オイスカ食堂」と名付けられ ほかのNGOのスタッフや運営スタッフと食事をしながらお話をする交流の場に。 これがオイスカの「裏パビリオン」です。

    出展最終日の振り返りで、ある方が言いました。
    「やっぱり『食べる』って大事なこと。 いくら世界平和を訴えて武器をなくしたって食べ物がなかったら平和じゃないよね」 オイスカが「Food First」のスローガンを掲げ、実践してきたことがこんな形で伝わるんだなぁと思いました。 人が集い、コミュニケーションが生まれる「オイスカ食堂」の想い出でした。

    ・・・そして、今、西日本研修センターのお米と中部日本研修センターの野菜で お昼休みの時間、会議室でささやかながらオイスカ食堂開店中です!
    事務局長(愛妻弁当を持って食堂にやってきます)と若いスタッフが並んでおしゃべりしながらご飯を食べる姿。 海外の現場から帰国したばかりのスタッフからは現地の状況を聞いたり・・・。

    やっぱり「食べる」って大事!!

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