2018年3月26日

「百聞は一見に如かず」 ミャンマーでのボランティアを終えて① ~お米~

  • 海外スタッフ
  • ミンガラーバ!
    大学生ボランティアの長谷川です。

    1年3ヵ月のボランティア活動を終え
    1月末にミャンマーから日本に帰国しました。
    極寒ですぐにミャンマーに戻りたくなりましたよ!涙

    帰国後、何に感動したかというと
    「お米のうまさ」と「公共トイレのやさしさ」です。

    『うわ~それよく帰国した人が話してるの聞くな~』
    って思いましたよね? そう、そうなんです。
    私も行く前はそう思っていました。
    でも、これも私の渡航テーマ「百聞は一見に如かず」の検証結果なんです。

    ミャンマーでは、タイ米のような長米を毎日、食べていました。
    ほんとに、毎食です。
    パンの販売もしていますが、ミャンマーの人にとって
    食パンもただのおやつです。主食にはなりえません。
    時には、麺類が食卓に並ぶ時もありますが、
    麺類でさえ、ごはんのおかず(又は軽食)に過ぎません。

    だからといって、嫌いではありません。むしろ大好きです。
    特にオイスカが現地で品種登録した「パカンシュエワー」というお米は他のお米よりもおいしい!
    ミャンマー国内でも美味しい品種として人気なんだそうですよ。

    それでもやっぱり、日本米はうまい!
    ごはんがツヤツヤ、ピカピカ!香りもいい。
    こんなこと、以前は思いもしませんでした。
    ミャンマーにいるときは、『ずっと長米でもいいかも~』なんて思っていましたが
    やっぱり、私のソールフードは日本米、日本食です。

    ミャンマーのセンターでは、苗づくりから稲刈り、
    そしてお米の選別作業までを一緒にやらせていただきました。
    みなさんも、田植えや稲刈りの様子は想像がつくのではないですか?
    私が作業の中で一番驚いたのは、お米の選別作業です。
    精米した後のお米を選別します。
    竹の盆ざるに、5合分くらいをいれてまるでフライパン返しのようにザッザッザッて
    自由自在にザルを操って、細かいお米や石ころを分けるんです。本当、プロの業です。
    簡単そうに見えますがこれが本当に難しくて、地道な作業でした。
    これが一週間以上続くのですから、骨よりも心が折れそうでした。

    IMG_6509(2)

     

     

     

     

     

     

    (写真は、選別の最終段階で小石などを一粒ずつつまみだします。)

    しかし、何事も一人でなく一緒に作業する仲間がいるから
    仕事もはかどりました。私はみんなで歌を歌いながらする時が一番好きでした。
    なんだか、時間の流れがゆっくりで、幸せな時間だな~と思うのです。

    そんな幸せなお米は、今日もミャンマーの人々のエネルギーとなっています。

    次は、ミャンマーのトイレ事情についてご紹介します。
    それでは、タッター(バイバイ)

    アーカイブ