こんにちは、オイスカタイの古泉です。
前回の報告から時間が開いてしまいましたが、ラノーンでの活動を しばらくご報告いたしますのでお附き合ください。
10月の終わりから11月のはじめにかけて、植林地での測量を行いました。
まず、マングローブ林で縦10m、横10mを測って囲います。それを4つほど作ります。この作業だけでもう大変。マングローブの根っこは足の踏み場もないくらいに広がっているので、1m移動するのにもマングローブの根っこを上って渡っていかなくてはなりません。10mも進んだら汗だくです。中には脆くなっている根もあるのですが、見分けることは極めて困難です。何度見誤って落下したか分かりません。
地面はマングローブ林特有のぬかるみで、場所によっては底なし沼かと思うくらい深いです。
そして、1本1本残らず、太さと高さを測っていきます。
太さはメジャーを使うので正確に測ることができますが、高さは最低でも4m以上あるのでメジャーでは測れません。
それで、村人たちにやり方を聞くと「目測」だそうです。最初に測量する木で基準を決めて、それを元に次の木を測っていくのだそうです。私がやると、一つの木の高さを測るのに5秒以上はじーっと見ていなければ判断ができません。一緒に行った村人やマングローブ資源開発局のスタッフは、経験豊富なので一瞬で判断していてすごいなと思いました。
数が多い上に、隣の木への移動が大変なためすごく時間がかかってしまい、 1日では終わらず2日もかかりましたが、木から木へと飛び移っていく作業はかなり楽しかったです。