こんにちは、国際協力ボランティアの小礒です。
ほとんど事務所に缶詰め状態で、ブログのネタが空っぽな私ですが・・・ 研修と言うことで出張に随行させて頂く有難い機会があったりします。
昨年11月初めフィリピンを横断し大きな被害をもたらした台風Yolanda、 上陸するちょうど1週間前の10月末に私はフィリピンにいました。 私がいたのは北部地域で直接的な影響はありませんでしたが、 少しでも関わりのあった所の災害情報を耳にするとより一層、心が痛むのを感じます。
さて、掲載させていただいた写真は、 私が訪れた北部イロコス州のDARDARAT小学校で行っているマングローブ植林地での1コマです。
強い風の中、嬉々として自分たちの植えたマングローブの話をしてくれる子供たちの笑顔が印象的でした。
実は冒頭に台風の話を引き合いに出したのには理由があります。 オイスカでは、ちょうど私が産まれた年、 1989年にフィリピンでマングローブの植林活動を行っています。
場所はネグロス島サガイ市タバアオ村、モロカボック島、バゴ市カロマンガン村の三ヵ所です。
そうです。今回台風の被害があった地域です。
植林から20年余り、大きく成長したマングローブ林は台風の被害を最小限にとどめてくれました。 オイスカの半分も生きていない私ですが、 オイスカが何十年も続けてきた活動の意義や大切さに少しは触れられた気がしました。
まだ小さいこの苗木たちが、とても大切な未来への宝物のような気がして、 「守り続けていかなきゃいけないなあ」なんて子供もいないのに、小さな親心が芽生えてしまいました。
オイスカの歴史の深さを感じたフィリピン出張でした。
オイスカではフィリピン台風緊急支援募金を募っております。
皆様の暖かいお心遣いをよろしくお願い致します。
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