こんにちは。インターンの土屋です。
ご報告が遅くなりましたが、昨年に引き続き、10月5、6日に開催されたグローバルフェスタ2013にオイスカが出展しました。
2日間にわたるブース出展では、「子供の森」計画やネグロスの養蚕事業、海岸林再生プロジェクトのパネル展示、プロジェクト実施国で作られた物品の販売、まゆ人形づくり体験を行い、2日目には、それに加えて草木染めのワークショップを行いました。
私は主にまゆ人形づくりのコーナーにて、素人ながらまゆ人形作りの指導と補助をさせていただきました。(見本のまゆ人形を作成するのが大変でした…) うさぎやひよこをはじめとしたかわいい動物から、かの有名な某キャラクターに至るまでたくさんの作品が生まれ、参加してくださった皆さんは細かい作業に苦戦しながらもなんとか自分の作品を作り上げ、喜んでいかれました。
(まゆ人形のアップの写真は10/29のブログをご覧ください!)
なぜ、まゆ人形づくり体験を行ったかというと、それはオイスカの農村支援プロジェクトの一つであるフィリピン・ネグロス島における養蚕プロジェクトの紹介と支援のためです。
フィリピンのネグロス島はサトウキビ栽培による砂糖産業に島民の多くが生計を立てていましたが、1980年代の砂糖価格の暴落により多くの農民が生活苦を強いられました。
そこで1995年よりオイスカは同島の新たな地場産業を支援するため、養蚕の普及指導に取り組んできました。
今回のまゆ人形作りは、その養蚕事業で出た規格外のまゆを利用したのです。
規格外のまゆは、生糸やシルク製品にはならなくても、このようにまゆ人形を作ったり多くの皆さまに知っていただくことで、命が吹き込まれたのではないでしょうか。
ネグロス養蚕プロジェクトについて、詳しくはこちらをご覧ください。 →https://oisca.org/project/philippines/index.html#ph11