2025年11月20日

【オイスカ・インターナショナル】2025オイスカ国際理事会・開催レポート 前編

  • 本部スタッフ
  • オイスカ・インターナショナル事務局長の木附文化です。

    10月15日(水)、2025オイスカ国際理事会が介され、13ヵ国・地域から72名のオイスカ総局の理事や会員が参加しました。その様子を、前後編に分けて紹介します。


    オイスカ国際理事会は、毎年各国の総局の代表が集まり、開催する国際会議です。例年のように東京代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催されました。今年はウズベキスタンなどの新しい国や長年参加のなかった国などからも参加があり、また若いメンバーもオブザーバーとして出席し、70人以上の盛会でした。

    オイスカ・インターナショナルの中野悦子総裁のキーノートスピーチでは、創立者の言葉が引用され、農業の重大さが強調されました。また、宇宙から地球を観た宇宙飛行士の感動が紹介され、地球がいかに美しく神々しい存在であるか、また母なる地球と言われるように、あらゆる生命を産み育てているかけがえのない地球であることが述べられました。その地球環境が破壊され、汚染され、多くの生命が絶滅しつつあります。そして、人類の生活も気候変動などで脅かされております。

    今回は、例年より多い13ヵ国・地域から72名の参加がありました
    中野総裁は、改めて農業の重要性を強調されました
    新たにウズベキスタン総局が承認されました
    オイスカ国際理事とオブザーバーで意見交換

    また、各国の活動報告が順番に行われました。特に農業開発、植林活動、「子供の森」計画の活動など、熱心に取り組む様子が、写真、映像などを用いて代表から説明されました。

    さらに3年前から取り組んでいるアジア環太平洋戦略的パートナーシップについて話し合いが行われました。これは、社会貢献するビジネスを振興することを目標としています。世界的には経済規模が大きくなり無駄なものまで生産していると指摘されます。しかし、貧困地域でまだまだ物が足りないところもあります。このオイスカの取り組みは、貧困地域でビジネスを起こし、生産、販売のサイクルを持続的に回転させていくというものです。はじめは小さな活動であっても持続的な活動を行い、地域コミュニティの経済規模を少しでも大きくしていくことに貢献することを目標とします。豊かな環境の中で資源を得て、それを活用して環境を壊さない生産活動を続けることを目指します。実際に各国のオイスカ研修生OB・OGや会員が社会貢献を目標としたビジネスを起こし成功している例も紹介されました。

    マレーシア地方・地域開発省の事務次官も参加
    メキシコ総局の発表の様子
    研修生OBの活躍の事例も紹介されました
    長年の社会貢献活動に対する表彰

    理事会後の夕食懇親会は日本の30年、40年、50年オイスカ会員を続けてい頂いている企業に対する感謝状贈呈の式典も併せて行われ、大変充実した楽しい懇親会となりました。

    オイスカ会員企業と国際理事会参加者が懇親しました
    50年・40年・30年の永年継続会員企業の皆様を表彰しました

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