2025年9月2日

出張レポート8 気になるもの ~オレンジへアーとメヘンディ編~

  • バングラデシュ
  • 本部スタッフ
  • 本部・海外事業部林です。前回までのブログはこちら

    プロジェクトの報告より、気になるものの報告ばかりですみません。興味深い文化がたくさんあるもので……。

    ダッカに着いたばかりの時、気になって仕方がなかったのは、おじさんたちの髪の毛やひげがオレンジ色に染められていること。この色が流行っているのだろうか??と思い、スタッフに聞いても「イスラム教徒だから」といった説明しかなく、なぜオレンジなのか分からずにいました。

     そんなある日、スタッフが姪っ子さんを事務所に呼んで私に「メヘンディ」をしてくれるとのこと。実は20年前の愛知万博に7月の1ヵ月だけオイスカがパビリオン出展した際、各国から集まったスタッフが、お国の紹介をそれぞれにしたのですが、バングラデシュから紹介されたのがメヘンディでした。気になっていたもののお客さんへの体験が優先で私は体験できずじまい。

    このメヘンディとは、インドやバングラデシュなどで見られる文化で、日本でも髪染めなどでよく聞く植物「ヘナ」を使って手の甲や腕などにペイントをするもので、結婚式の際に花嫁さんはもちろん、参列する女性たちもメヘンディをするのだとインド人の知り合いから話を聞いたことがありました。

    一度ペイントすると10日ぐらい消えません。私のバングラデシュ滞在は約2週間。帰国前には消えるだろうと思い、両腕から手の甲にかけてしっかりデザインしてもらいました!

     これ、茶色に見えますが実はオレンジ色。市販のメヘンディより実際のヘナはもっとオレンジで、あのオレンジヘアーのおじさんたちはヘナで白髪を染めているからオレンジ色になるのだということがよく分かりました! 女性たちもペイントはしなくてもヘナの葉で指先、爪の先だけ染めている人たちも多く見かけました。

    ←これ、チョコペンみたいな市販のメヘンディ。お土産に1本いただいてきましたが、デザイン描けません

     私の腕のメヘンディ、残念なことに一週間もしないうちにきれいさっぱり消えてしまい、残念に思ったうちのスタッフが帰国前日にまた姪っ子さん(シマちゃん)を呼んでくれ「帰国前のおみやげ」とペイントしてくれることに……。バングラデシュ滞在中ならいいけど、日本でこれはちょっとまずいと思った私は、腕の内側、手のひらだけなら隠せるのではないかと思い、シマちゃんに伝えると、「分かった」と言って腕の内側に描き始めました。そしてそれが終わると「はい、こちらも」と当たり前のように腕の外側、そして手の甲にも……。結局途中で断り切れず、初回よりもガッツリ描いてもらう事態に。

     帰国時、「海外でタトゥーを入れてきたヤバイ人」と思われないよう、アームカバーで隠して過ごし、帰国後も会員さんを訪問する際には事前に「こんな腕で行きますが……」とメールで写真を送り事情をお伝えしておきました。皆さん興味を持ってくれてよかったです。

     次回もバングラに行ったらぜひ体験してみたい。でも滞在中に消えるタイミングだけにしたいものです。

    ➡出張レポート9に続く

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