2024年7月18日

「富士山の森づくり」参加レポート

  • 富士山の森づくり
  • ボランティア・インターン
  • こんにちは!インターンの村上由佳です。(前回のブログ

    2024年7月6日(土)に「富士山の森づくり」に参加してきました。

    なんと今年で、この活動を始めて18年目だそうです。

    初めにこのプロジェクトについてちょこっと紹介させてください(^^)/

    富士山の森について

    世界文化遺産の日本で1番高い山「富士山」は、いつ見てもとても美しく、かっこいいですよね😀

    そんな高い山にも、ふもとから5合目あたりまで森があります。富士山の森には、富士山が噴火した後に、自然の力で出来上がった樹海などの天然林と、木を使うために人によって植えられた人工林があり、その割合が天然林が55%、人工林が45%と半分近くが人工林なんだそうです。

    ✷なぜ森づくりをしているのか

    富士山の人工林には、冬になっても葉が緑のままの「シラベ」という木や、寒さから身を守るために葉を落とす「カラマツ」という針葉樹が多く植えられています。しかし、2002年ガの幼虫が大発生してシラベの葉を食べてしまい、東京ドーム20倍の広さの森が枯れてしまいました。

    そこで、オイスカは虫の害を受けた場所の周辺で、針葉樹を列状間伐した場所に広葉樹を植えて多様性に富んだ強い森を育てるプロジェクトをスタートさせました。

    ✷活動の様子

    今回(2024年)私たちが行った活動は、植栽木のお手入れです。

    具体的には、獣害対策ネットの補修(ネットの巻き直し及び支柱の交換)を行いました。

    私は、四国研修センターの方々と一緒に作業をしました。さまざまな国から来ている研修生と初めて話しましたが、みんな日本語がとても流暢でびっくりしました。またさらに驚いたのが、ネットの補修作業の説明を指導員の方が説明していて、私はこれを1回で理解するのは難しいと感じたのですが、みんなはなんのためらいもなく、手慣れた様子で作業に取り掛かっていました。私は彼らから学ぶことが多かったです。

    また、このプロジェクトに参加した感想はあるかとインタビューしたところ、多くの人が「このようなイベントは本当にすばらしいと思う」や「木の種類の名前や、動物の名前を学ぶきっかけになった」などの意見が寄せられました。

    インタビューに答えてくれた研修生(左)とセンタースタッフ

    実際、私自身もこのプロジェクトに参加しなければ、富士山に森があることも、また富士山の木が枯れたことも、森を育てることにこんなに時間がかかることも、何も知らないままでした。富士山について知るきっかけ、森について知るきっかけ、オイスカの活動についてより深く知るきっかけをこのプロジェクトが与えてくれました。

    また、多くの人と関わることができ、「富士山の森づくり」に参加して頂いた、企業・団体の皆さま、林業者の皆さま、山梨県・鳴沢村の皆さま、研究者の皆さま、そしてこのイベントのとりまとめをしていただいたオイスカの方々に大変感謝しております。

    また来年、再来年とこの先何十年も、この活動が次の代に受け継がれていくのも大変楽しみにしております(^^♪

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