啓発普及部の鈴木です。
今期は、「職員みんなでオイスカを盛り上げていこう」という趣旨で、職員向けに色々な分野の勉強会・報告会・説明会を開催しています。
勉強会・報告会・説明会というのが長いので、「オイスカアカデミー」と称して、これまで5回開催しました。
その5回目は6月11日に開催しました。
職員が講師になり話をすることが多いのですが、外部の方からの刺激やインプットも大事です。そこで、一般財団法人くまもと未来創造基金のプログラムオフィサーで認定ファンドレイザーでもある宮原美智子さんをお招きしました。
宮原さんは、「熊本×モンゴル交流プロジェクト」も担当されていて、オイスカOGのモンゴルのトゥメンさんが始めた女性の自立のためのフェルト製品製作を引き継ぐかたちで、モンゴルのウールやフェルト製品の販売を通じて、モンゴルとの草の根の交流や、女性の自立のために活動されています。私もこのモンゴル靴下の愛用者です。
今回は、「ファンドレイジング」についてのお話をしてくださいと依頼し、快く引き受けてくださいました。
宮原さんは熊本在住のため、オンラインでと思っていたのですが、モンゴルに行くので、その前日はそちらにいますので、事務所に行きますよと言ってくださり、本部職員は対面での開催が実現。
「戦略的ファンドレイジング ~今後のオイスカの目指す方向をみんなで考える~」
対面で19人、オンラインで17人参加。
とにかく、話を聞くだけではなく、みなさんが思いや意見を吐き出す時間がとても大事とおっしゃり、1時間半の講演時間のうち半分近くをワークショップに使いました。
個人ワークのあと、グループワーク、全体共有という流れで、
「オイスカに入ったきっかけは?」
「オイスカは何のために活動していますか?」
「そのために、この5年でどんな活動をしますか?」
についてワークショップ。
隣の席で仕事をしていながらも、「入職したきっかけ」について話す機会はほぼありませんので、あらためて聞いてみて新鮮だったという感想。
何のために活動しているのか?みんなが同じワードで語ることができることが大事と言われ、共有したもらった内容を聞くに、だいたいニュアンスは同じ。でも、同じワードでは語られていなかったのは今後の宿題。
その後、認定NPO法人テラ・ルネッサンスさんのコミュニケーション事例から見るマンスリーサポーター数の推移を確認しながら、なぜテラ・ルネッサンスさんが団体の予算を10年で3.5倍に伸ばしているのかについて共有しました。
この事例から、
では、個人では何ができる?組織として何ができる?
についてワークをしました。
最後に、オイスカは本部、支部、研修センターでそれぞれバラバラに寄附集めをしているけれど、集める方は「まず、情報を届けることが大事。寄附するかしないかは相手が決めること」と思って情報を届けていると思いますが、支援者の側から捉えてみることも忘れないで。同じ時期にいくつもの寄附のお願いが届いていませんか? きちんと整理をするように。
との宿題もいただきました。
ほかにもいただいた宿題はたくさんあります。
今回のアカデミーの話をどのように次につなげていくか?…大きな宿題
季節募金でもっと支援してもらえるようにするには、職員みんなで協力して、もう一段階ステージを上げていかなければならないとも。
このオイスカアカデミーの後、何か風向きが変わった? と思うことがいくつかありました。みんながこの風に乗って一丸となれば、底力はあるはず!
宮原さん、モンゴルに渡航する前日にもかかわらず、職員にたくさんの気づきとエネルギーをくださりありがとうございました!
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