啓発普及部の鈴木です。「2024オイスカ 夏募金 」がはじまって10日が経ちました。
支援者のみなさまに送らせていただいたダイレクトメールがお手元に届き、いつもの方々からご寄附が毎日のように届いています。
だいたいこの時期にオイスカから夏募金の案内が届くのよねと習慣になってくださっているのか、ほぼ毎回、寄附してくださる常連さんがいらっしゃいます。募金開始してまもなく寄附してくださる方は常連さんが多く、郵便振替用紙のお名前を見て、「また今回も寄附してくださったね。ありがたいよね」という会話が同僚と何回も繰り返されます。
「住み続けられる未来」を実現しようと、地道に努力するオイスカに期待を寄せてくださっていることに、毎回、身が引き締まる思いがします。そして、何より、支援してくださる方が身近に感じられ、嬉しくなる瞬間です。
ありがとうございます。
今回の夏募金の寄附チラシ、「詩」を入れました。
地球環境が厳しい状況にあるのは、報道などでたびたび耳にします。よくある報道のような内容ではなく、オイスカらしく、人のぬくもりや体温、気持ちを感じるような文ができないものかと、夏募金のメイン写真を見て、ゴールデンウィーク中にうなりながら考えたのがこの詩です。情景を思い浮かべながら、気持ちをのせて、わかりやすい言葉で、リズムよく・・・詩を書いたのはもしかしたら小学生以来!?
「ともに、つなぐ ー住み続けられる未来ー」
遠く離れた場所で森をつくる。
地球の危機を、この場所のくらしを
何とかしたいと思うから。
街から遠く離れたこの村で
一緒に植え、笑い、泥だらけになった
大切な思い出。
鮮やかに刻まれた記憶は
心に芽を出し、
苗木とともに成長する。
私たちが共有したのは
少しの時間だけれど、
芽吹いた思いが
森をつくる力になる。
社会は変わる。変えられる。
現地の人たちと植林をするとき、子どももおとなもとても楽しそうに目を輝かせ、わざわざ何時間もかけて自分の村に来てくれた日本人をとても大切におもてなししてくれます。植林をしながら、言葉は通じなくても心の交流ができるの感じる瞬間です。この思い出は、現地の人たちの心に鮮やかに刻まれます。これが森をつくる原動力につながります。楽しかった思い出があるから毎日の地道な泥まみれの作業も頑張れる。ほんの小さな出来事かもしれないけれど、社会を変える力になることを表現したくて綴りました。
実際に何度も植林に参加されてきた賛助会員の山口さんが寄せてくださったコメントです ↓
これまで、いくつかの国でオイスカの「子供の森」計画の植林に参加してきました。いつも楽しみにしているのは、地元の子どもたちや地域の皆さんとの植林を通した交流です。
子どもたちの素朴なまなざしと地元の皆さんの温かいおもてなしに、毎回感激します。短い時間ですが、地元の学校や村を訪問し、一緒に植林作業をし、ジェスチャー交じりで笑い合い、別れがつらくなる、その繰り返しですが、その一期一会の出会いを大切にしています。
時々、あの時の子どもたちはどんな大人になっただろうか?一緒に植えた木はどれだけ大きくなっただろうか? と、ふと思うことがあります。
「人」と「人」との交流からうまれたぬくもりは、大きな大きなエネルギーに育まれていきます。
2024オイスカ夏募金は8月23日まで続きます。
住み続けられる未来のために、ぜひオイスカの仲間になってください