アッサローム アレイクム!
ウズベキスタン プロジェクト調整員の青山です。現地に来てからあっという間に3週間が過ぎました。
この3週間は、前回お世話になった方との再会、現地の気候や食事、そしてカラカルパク語を楽しみながら過ごしております。慣れからか前回よりも生活しやすく、楽しさが倍増した気がします。
さて、10月9日はスポーツの日でお休みでしたね。では、ウズベキスタンにはどんな祝日があるのでしょうか?
私が体験したウズベキスタンの祝日、そして日本にないイベントもご紹介します!
〇10月1日 “先生の日”
私がヌクスに到着して最初に迎えた日曜日は、“先生の日”でした。学校でお世話になっている先生に感謝の気持ちを伝える祝日です。先生のおうちに訪問してプレゼントを渡し、感謝の気持ちを伝えます。
ウズベキスタンではこの祝日に限らず、学校の先生がとても尊敬されているなと感じます。以前、「子供の森」計画で訪れた学校でも、多くの生徒が将来は先生になりたいと話していました。
そんな先生の日、私は友人が先生にお礼を言いに行くよということで、ちゃっかり同行させてもらいました(笑)先生のお宅へお邪魔し、お花とチョコレートをプレゼント。どんな話をしていたか私には分かりませんでしたが、先生の優しさと友人の先生への親しみが隣に座っているだけでひしひしと感じられました。帰るときには、「またおいでね」と先生が私にも声をかけてくださり、とっても温かい気持ちになりました!まさにおめでたい日、お祝いの日だなあと感じた“先生の日”でした。
〇国を緑に! “ジャスルマカン”
続いては、ウズベキスタンの国としての取り組みである“ジャスルマカン”です!
ウズベク語で“ジャスル”=緑、“マカン”=国という意味で、植林を通して国を緑にしようという取り組みです。2020年から始まり、春と秋に大学や企業が植林活動を行います。ウズベキスタン全土で行われていますが、特に私が滞在しているカラカルパクスタンはウズベキスタンの中でも沙漠地帯が広い(7割を占めます!)ことから、活動が積極的に行われているのだとか。
ということで10月10~16日(うち3日間のみ参加)、“ジャスルマカン”の植林活動に参加してきました!
やってきたのは、大学から車で30分ほどの街中。大学の授業もかねて行われており、20名ほどの学生さんに混ざって植林しました。
30㎝ほど砂を掘り、サクサウールの根っこに水が届くように水をあげます。そこに1mほどの苗を入れ、砂をかぶせたら完成!
途中雨のため延期になった日もありましたが、5日間で6haの植林をすることができました!
植林を終えてみて、一つ感じたこと。それは、日本にいる時以上に植林をしているのではないかということです。
今回の“ジャスルマカン”に関わらず、小中高校では植林活動が日常的に行われているとの話も聞きました。現在10年生(ウズベキスタンの学校は1~11年生まで一貫なのです)の友人は「校庭の一部が庭になっていて、そこに果物の木を植えるよ」と教えてくれました。
緑の豊かな日本ですが、山が多いせいか植林というととっても大変なイメージがあります。ですが、ここウズベキスタンでは乾燥地であるにも関わらず(だからこそ?)植林が、日本よりも身近にあるような気がしました。
以上、ウズベキスタンの文化・精神についてでした。
次回からは、プロジェクトで育てていたサクサウールや薬草の様子をお届けします!
コーリス ケンシェ!(また会いましょう!)