2023年2月15日

「第2回 研修修了生OB/OG募金」85万円ものあたたかい気持ちに感謝

  • 研修生OB・OG
  • 本部スタッフ
  • 本部・啓発普及部のグラゼンです。

    2021年度は、オイスカ創立60周年の年でした。記念の年だったことや研修センターが財政的に難しい状況にある中で、私自身がオイスカ中部日本研修センターの研修修了生(OB/OG)だったこともあり、何か研修センターのためにできることはないかと考えました。そこでひらめいたのが研修修了生OB/OGを対象にした募金でした。

    第1回目の前回は、13の国から1,761,452円ものたくさんの募金が集まり、研修を修了してから随分と年月が経っていても、研修センターへの感謝の気持ちを持ち続けていることに、私自身、とてもうれしくなりました。

    今年度も、日本の研修センターを支援するための第2回目のOB/OG募金を実施しました。

    第1回目は研修センターのために何かしたいという一心で、勢いに任せてやったところが大きかったように思いますが、第2回目は、何のために募金をするのか、その目的について改めて考えました。オイスカは創立以来、農業を通じた人材育成を活動の柱においてきました。来日して日本の研修センターで研修を修了したのは約5200人もいます。研修を受けた時は青年でしたが、何十年も経ち、いいお歳になっている人もいます。この5200人とのネットワークが新たな事業につながるのではという構想のもと、そのネットワーク強化が課題でした。

    OB/OG募金を通じて、これまで連絡を取り合っていなかったOB/OGと連絡を取り合うことによるネットワークづくりをいちばんの目的として、2022年12月1日~2023年1月31日まで第2回目の募金をおこないました。

    これまで、日本での研修を終えて帰国した後は、研修センターのスタッフとやり取りする機会がほとんどありませんでした。そこで、OB/OGと研修センタースタッフが交流するオンラインイベントを1月19日に開催しました。

    初めての試みだったので、何人集まるか、正直なところ不安でしたが、時差があるにもかかわらず、30人以上のOB/OGと7人の研修センタースタッフが参加してくれました。四国センターのOBは、「菅原先生の料理は日本での最高の思い出です」と話していました。最後に、関西研修センターの清水所長は、OB/OGが日本での経験や学びを忘れないようにすることが大切と力を込めてメッセージを送りました。スケジュールの都合で参加できなかったOB/OGからは、メッセージが届きました。やってみてよかったなと素直に嬉しかったです。

    この募金の目的をよく理解して、各国の窓口になってくれているキーパーソンや日本から各国に派遣されているスタッフ、各国の研修センターなどのスタッフに協力していただいて、たくさんのOB/OGに呼びかけることができました。

    2月16日現在、カンボジア、インド、インドネシア、キルギス、フィリピン、パプアニューギニアのOB/OG、オイスカ総局、オイスカ家族・仲間から合計858,743円ものたくさんの募金が集まりました。

    私自身がOBでもあるので、OB/OGのネットワークづくりの中心メンバーとして活動できることは、とても光栄だと思っています。各国の窓口となり、OB/OGへの連絡や募金の受付をしてくれているキーパーソンには、とてもお世話になりました。本来の仕事が忙しいにもかかわらず、私の質問にも時間を割いて応えてくれ、この募金活動ができるのも、各国のキーパーソンのおかげだと感謝しています。

    OB/OGのネットワークが、オイスカのビジョン「人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、自然と調和して生きる世界」の実現に向かって大きな力となるように、好転させていきたいと思っています。

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