啓発普及部の鈴木です。
8月3日から続く大雨による災害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
収穫まであと5日になったメロン1万個が水に浸かった
秋のリンゴ収穫を前に、リンゴの木のほとんどが水に浸かった
など、研修センターで農業研修をしていて農業が身近な私たちにとって、農家さんが丹精込めて育ててきた農産物への被害には、本当に心が痛みます。
6月20日から「2022夏募金」を実施しています。
これまで、4,784,372円/328件(8/15日現在)(目標 5,000,000円)のご寄附をいただきました。
お一人で2回もご寄附くださる方もおり、とてもありがたいことと感謝しています。
この夏募金では、国内外のスタッフや研修生、研修生OB、オイスカのプロジェクト参加者が「住み続けられる未来への『挑戦』」をテーマに語っています。
「これまで挑戦してきたこと」
「今、挑戦していること」
「これから挑戦したいこと」
それぞれの現場が抱える課題が何で、それをどのように解決してきたのか、又は、解決していきたいのか。自分の言葉で力強く語っているのが印象的です。
▶「未来は私たちにかかっています!」と語るビアンカさん(フィリピン 「子供の森」計画参加校 6年生)
▶「よりよい未来のために、もっとたくさんの木を植えたいです。」と語るシャラニさん(フィリピン 「子供の森」計画参加校 生徒会長)
「子供の森」計画は、学校で植林をするだけのプログラムではなく、次の時代を担う子どもたちの環境を守る心を育てる活動です。
この活動を続けてきた結果が、2人の言葉に現れているように思います。
オイスカの活動は「心に木を植える活動」と、タイ駐在員の春日さんは表現します。
「子供の森」計画を通じた心を育てる活動は、即効性はなく、気の遠くなるような遠回りをしているようにも思いますが、環境保護のためには、実は、いちばんの近道なのかもしれません。
Vol.1~Vol.15の「私の挑戦」動画には、47人が登場しています。
15本の動画を見ると、オイスカの活動は、たくさんのスタッフ、ボランティアさんや地域住民のみなさんに支えられて成り立っているのだと感じます。
タイやフィリピンの現場では、地域住民がわが事として森づくりや地域開発に取り組んでいて、現場スタッフの巻き込み力の高さも感じます。
学生インターンにも支えられています。
代々の学生インターンさんが引き継ぎ、Instagramで「oisca_donation」というアカウントで情報発信をしてくれています。夏募金の期間も、オイスカの発信内容を学生さんなりにかみ砕き、さらにわかりやすい内容にして発信を続けてくれています。掲載されている文字量から、ものすごい熱量を感じます。
学生インターンが運用しているアカウントのフォロワーは、オイスカが運用する公式SNSではなかなか届きにくい若者層が多いと思われ、熱心に情報発信を続けてくれていることが、いつの日かオイスカを支えてくださる方を増やすことにつながると信じています。
世界各地の現場では、まだまだたくさんのスタッフが、「住み続けられる未来」のために努力をしています。
たくさんの人に支えられ、オイスカが実現したい未来「人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、自然と調和して生きる世界」を実現していきます。
夏募金終了まであと3日
「住み続けられる未来」への募金にご協力、どうぞよろしくお願いします。