西日本研修センター研修課の立石です。
6月11日に基礎研修修了式が行われました。
思い起こせば、1年前の今頃、待機中の研修生とオンラインにて事前面談を行っていました。あれから1年、8ヵ国7名の研修生は、4月8日を皮切りに続々と入所し、5月16日に全員の研修生が揃いました。
センターに入所して、各々3日間の待機(隔離)期間が必要で、コロナ禍ならではの苦労もありましたが、研修センター本来の姿を取り戻せて、職員一同喜んでいます。
待機明け後は、オリエンテーションで、研修の決まりや日本のマナーを学びました。集団生活で必要なルールから始まり、はしの使い方、布団の敷き方などを習得します。
日本語の勉強も始まります。今回は、事前面談で把握していたレベルにあわせて、2つのクラスができました。特に、ひらがなカタカナがやっと読めるレベルの研修生は、言葉を覚えるのに大変でしたが、少しずつ使える言葉を増やしていきました。
また、ほぼ同時に、国旗掲揚や点呼などで使われる日本語も覚えなればなりません。
初めての外国(日本)での生活で、さまざまなことに順応していくことも、大変なことです。一緒に研修する仲間の存在で乗り越えられた部分も大きいと思います。
研修生同士の人間関係や絆が深まりつつある中行われた基礎研修修了式では、電力総連様の若手研修参加者の皆さま、遅れて来日して現在基礎研修中の技能実習生13名およびスタッフに見守られて、緊張した面持ちで一人ひとり小さなスピーチも行いました。
修了証を手にとった彼らの表情には、この2ヵ月を乗り越えた少しの自信と、本研修への意気込みが感じられました。本研修では、農業実習を中心に、講義や外部視察、交流行事などが行われます。引き続き応援をよろしくお願いいたします。