山梨県支部の廣松です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、過去2年間ほとんど富士山の森づくり活動ができずにいましたが、今年度はコロナが収束傾向にあることから、活動を再開することとしました。参加企業・団体の皆様も、基本的な感染対策をとりながら、前向きに取り組んでいただいています。
オイスカスタッフは、久しぶりの活動で準備に戸惑いながらも、活動ができる喜びでいっぱいです。すでに4回の活動を終えて、これまで滞っていた森の手入れ「育林」の作業を鋭意進めています。
2007年からほぼ4年間で植栽した苗は、厳しい環境の中で生き残れなかったものもありますが、生き残った苗の多くは人の背丈を超える大きさに育っています。しかしながら、富士山にも多くのシカが生息しており、植栽した木には鹿の食害を受けないようにポリエチレン製のネットで囲っています。このネットを竹の支柱で支えていますが、10年を経過した現在、竹が劣化して倒れてしまうものが多発しています。そのためボランティア活動では、新しい竹支柱に交換してネットを掛け替える作業を優先して行っていただいています。 この活動は、10月までにあと8回の実施を予定しています。