本部・啓発普及部GSM担当のグラゼンです。
5月20日に長野市で開催された長野県支部の総会に、吉田部長と二人で参加してきました。私は、2021年12月のフィリピン・ネグロス島の台風「オデット」復興支援や、ミャンマー緊急支援活動のその後を紹介し、吉田部長は名取市の「海岸林再生プロジェクト」の近況を説明しました。
大勢の人の前で話すのは苦手です。しかし、このような総会では、心を決めて与えられた仕事をこなすしかありません。海外事業部の藤井課長にはミャンマーの最新情報を教えてもらい、「子供の森」計画担当の諸江さんにはパワーポイントをまとめるのを手伝ってもらうなど、準備の段階で皆が助けてくれたのがありがたかったです。
コロナの関係で、オイスカの皆さんと直接お会いする機会はあまりありません。今回の総会への参加は、オイスカメンバーの皆さんの日頃からのご支援、特にフィリピンへの長きにわたる変わらぬ支援に対し、一人のフィリピン人としても個人的に感謝の気持ちをお伝えする良い機会でした。
最初は緊張しました。あまり上手とは言えない日本語でも、皆さんからのご支援が私たちの活動に、どのように役立っているのかを伝えなければならないと思いました。自分らしく、心をこめて話すと、だんだん緊張がほぐれてきて、オイスカの皆さんと心が通い合ったように感じました。もっと練習して、もっと効果的に自分の思いを伝えられるようにしたいです。
総会会場に向かう前、ほんの少しの時間でしたが、1985年の「大規模地すべり」の被災地である地附山に立ち寄りました。土砂災害対策として、グリーンインフラ(植樹)とグレーインフラ(コンクリート排水設備)を統合し、再発防止に努めていることに感心しました。当然のことながら、災害が起こりやすい地域に住宅を建設することは許されません。しかし日本では、むしろ逆手にとって、完全な対策工事を行ったうえで、公営公園として整備することもあると知りました。私は、フィリピン政府もこのような対策をとって、何百人もの人々の命を救ってほしいと願っています。