オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
先日、フィジーの国際空港があるNadi(ナンディー)という町の町役場からの依頼で、 学校の先生を対象とした生ゴミの堆肥化ワークショップの講師を務めました。クリーンスクールプログラムという、学校でのゴミの分別、 その再利用に取り組むプロジェクトの一貫です。 講師を務めたといっても、それは私ではなく、フィジー現地スタッフのゼルア氏。 これまでもワークショップ等での発表をしてきましたが、 かつて日本で研修生だった彼が、今は外部講師として、立派に役割を果たしているのです。
当日は、オイスカが実施しているコンポスト化作業を紹介したうえで、Nadiの各学校が抱えている課題をもとに講義を実施。さらに、どの学校でも行う草刈りの後、その草を活用したコンポストの作り方や、完成したコンポストを活用しての苗床作りなどをデモンストレーションで紹介しました。
堂々と発表し、参加者の質問にも答える彼の様子を、日本の研修センターのスタッフや、応援しえくれている会員さんに見てほしい、と思いました。 日本で学んだ研修生が育ち、現地で研修生を教え、更なるノウハウを培って活躍する、オイスカの人材育成の重要さを感じています。
ちなみに、彼を中心としたその他のスタッフの活躍、こちらでもご覧ください(月刊「OISCA」|2012年2月号 ) ビナカ!