オイスカ・フィジー駐在員の菅原弘誠です。
1月15日、これはオイスカ・フィジーにとって忘れられない日であることは、 昨年赴任した直後のブログやニュースでお伝えしました。 今年も引き続き、1月15日をオイスカ・フィジーの安全の日として、 安全対策や活動の際の注意事項などを再確認するワークショップを開催しました。
このワークショップには、活動に参加するコーラルコーストやRa県の村の代表者、コーディネーターが参加。Navutulevu村からは、隣りの村で葬儀があったにも関わらず、村長や地区の代表者なども加わり、オイスカからも農業研修担当スタッフを含めた全員が参加しました。
合計で60名を越える人が集まり、この日の重要性を伺いしることができました。ワークショップの中では、日常の中で忘れそうになる安全対策を再度全員で共有しました。村によっては、新たな代表者に交代している村もありますが、その参加者からも、安全に活動することの重要性を感じた、という声もありました。
更にこの日驚いたことは、安全に関する話だけでなく、意見交換の中で、村の代表者から委員会を作ることが提案されたことです。村の代表者と、海の監視人(Fish warden)の資格を持つものが集まり、定期的に意見交換をして、例えば政府に訴えかけをする時など、一つの村としてよりもよりインパクトを持つ動きができるようにしよう、という狙いからです。
早速1月25日に最初の集まりが予定され、オイスカからもアドバイザーとしての参加が要請されました。 安全への配慮を忘れず、活動の中でフィジーの村人が自ら考えて動く姿勢がでてきたこと、忘れてはいけない事故から2年、活動は前進しています。 ビナカ!