こんにちは。海外事業部の中川です。
連日、ニュースでは12月16、17日にかけて台風22号が直撃したフィリピン中部の被災地の様子が報道されていますが、オイスカのバゴ研修センターも大きな被害を受けました。
私は、昨年まで駐在員としてバゴ研修センターで大変お世話になっていたので、今の気持ちと台風直後からこれまでの現地とのやり取りについて読者の皆様に共有したいと思います。バゴ研修センターの被害状況につきましては、こちらをご確認ください。
私が今回の台風被害を知ったのは、夜中12時近くに届いた現地からのメッセージでした。バゴ研修センターの施設に大木が倒れかかっている様子など、被害の様子を知らせる写真20枚程とともに、「台風で最悪の被害になったけれど、神様が守ってくれて誰もケガはしていないから安心して!(実際には英語で届きました。意訳するとこのような感じだと思います)」というメッセージが添えられていました。
夜中に寝ぼけながら写真を見た時、何が起きているのか理解できず、でもなんだかすごく大変なことが起きたんだな、と思ったのを覚えています。次の日、バゴ研修センターの渡辺所長と連絡を取り、現在の状況を整理していきました。知れば知るほど、被害の大きさが分かっていき、私が思っている以上に大変なことが起きているんだ、と思いました。
現地からの写真の中でも、特に印象に残っているのは木造の宿舎がアカシアの木の下敷きになっている写真です。駐在していた際に私が宿泊していた場所で、個人的にも特に思い出深い場所だったので、なんとも言えない気持ちになりました。
現在、台風が直撃してから、数日が経ちますが、未だに電気や水道が止まっている状態が続いています(12月21日現在)が、そのような中でも現地スタッフ・研修生が一丸となって倒れた大木の片付けなどに取り組んでいます。まだまだ不安な日々は続きますが、たくさんお世話になった皆さんのお役に立てるような活動が少しでもできればと思っています。
これまでバゴ研修センターに訪問された経験のある方をはじめ、気にかけて下さる方も多くいらっしゃるかと思います。引き続き、現地から情報が届き次第、更新し新しい情報を届けられるよう努めますので、オイスカのホームページをご確認頂ければと思います。また、今回の被害を受けて、バゴ研修センター支援の呼びかけが始まりました。もし可能でしたら、ご協力頂けますと幸いです。
最後に、バゴ研修センタースタッフ、研修生一同、全員怪我もなく過ごせておりますので、その点につきましては安心して頂けたらと思います!!
皆様も、寒い日々が続いておりますが、十分身体には気をつけてお過ごしください。