本部・海外事業部の藤井です。
その1に続き、今年25年の節目を迎えるミャンマー事業について、25年前の研修センター設立準備の頃の様子を、当時の懐かしい写真を元に振り返ります。
センター隣の農場では、早速野菜の試験栽培にも取り組みました。
乾燥を防ぐための草マルチ(根元を覆っている)や自家製液肥を使うなど
工夫をしながら野菜の試験栽培に取り組み、無事に栽培試験は成功しました。
建設した建物前に緑化のための植林をしました。
当時派遣されていた日本人団員(大工)との一コマ。
何も無かった建物の周りにも緑化のため植林をしました。
一番手前にはパパイヤ(食用)が写っています。
大きな樹木だけでなく、鮮やかな花の咲く低木も建物の前に植えました。
写っているのは熱帯で乾燥地でも育つ“ブーゲンビリア”というつる性の低木。
こちらは建設中に訪問された日本人訪問団の代表の方が建物前に記念に植えられた木です。
仏教国ミャンマーとも縁が深い菩提樹の木です。
作業中の休みの一コマ。
厳しい暑さの中でも、現地作業員の人達は真面目に黙々と作業に取り組み、
休み時間などには笑顔が絶えませんでした。
土地の整備から始め、無事に整備が終わった研修用の農場前での記念撮影。
日本人と現地の人たちが協力して取り組んだ成果です。
この農場で、その後多くの作物が育っていきます。
遠くから見た、完成した当時の研修センターの様子。
センター敷地内には、元々あったインドセンダン(別名ニーム)の木が
1本(真ん中あたりです)だけあり、周りには全く樹木がありませんでした。
この写真は2016年、ミャンマー事業開始後20年後のセンターの様子です。
左手の木が元々あったインドセンダン(ニーム)の木です(写真⑨)。
右手の木は、25年前に日本人訪問団の代表の方が植林をした菩提樹の木で、
センターの建物よりも遥かに大きく成長しました。(写真⑥)
現在、オイスカのスタッフが現地の人達と一緒に植えた木々で、
センターの敷地内や周辺の道路脇は緑に覆われています。
ここまで、2回に分けて、今年25年を迎えるオイスカミャンマー事業について、
25年前の研修センター設立準備の様子をご紹介しました。
今年の2月以降、現地では様々な困難な状況が続いています。
現在は、2017年に開所したもう1箇所の研修センター共に、
全てのスタッフが力を合わせ、これまで取り組んできたセンターの活動を
できる限り止めないように頑張っています。
今後も、私達は農村地域の住民に寄り添い、そして支えとなる取り組みを継続していきますので、
皆様の引き続きの暖かいご支援を宜しくお願いいたします。