さて、前回に引き続いて、私の国ボラ活動を紹介していきます!
① 海外事業部の藤井課長に会計業務を教えてもらっています(*注:写真で机上が散らかっていますが、この状態になるのはこの時だけです)。会計業務はプロジェクト運営に絶対不可欠のスキルですので、頑張って覚えています(汗)
実は藤井課長はとても不思議な経歴をお持ちの方で、オイスカ四国センターで海外研修生へ農業技術指導をされた後、ミャンマーの中央乾燥地帯にあるオイスカセンターで7年半の現地駐在(内5年間は駐在代表)を経て、現在は本部で海外開発協力事業を担当されています。ミャンマー駐在時代は農業普及に加えて、WFP(国連食糧計画)との共同プロジェクトもコーディネートされていた方で、国内外での豊富なNGO業務経験をお持ちです。ミャンマーでの実際の農村開発の仕事についてもお話を聞く機会がたくさんあり、視野を養う上で勉強になります。
なにより関西出身ということもあって、ツッコミ力は職員随一です。
② 荏原美知勝パプアニューギニア駐在代表にご自身の経験や現地でのプロジェクトについてお話を伺っています。
これは国ボラの強みですが、疑問に思ったことを「教えてください!」と率直にぶつけてみると、色んなことを教えていただけます。この間も荏原さんが最初に海外に赴任したときのストーリーについて聞くことができました。
いや~、それにしても、現地事情にお詳しい! それもそのはず、荏原さんはパプアニューギニアに27年以上も住んでいるのです! その前はパラオに10年駐在されていました。実は過去に「世界なぜここに日本人!」や「カンブリア宮殿」でも駐在の様子が特集されたことがあります。
パプアニューギニアの東ニューブリテン島では、以前は焼畑農業が中心で、森林減少にもつながっていたことが問題でした。同地で活動を始めたオイスカは、現状を改善するために定置型農業の普及活動に取り組んでいましたが、あるときウンカ(稲をダメにする虫です)の被害に遭い、深刻な不作に見舞われた時期がありました。そこで、荏原さんが赴任され、有機稲作の普及を開始されました。もちろん様々な苦労があったとのことですが、ご本人の実体験からお話を聞けるのはとても感慨深いです。荏原さんのご尽力もあり、いまではオイスカエコテックセンターを中心に定置型の有機農業が定着しています。
現在のコロナ禍では、海外渡航が難しい時期ではありますが、荏原さんのような方からお話を伺っていると、海外で活動をしていく上で大切な姿勢について学ぶことができます。
オフィスを訪れる機会がある方は、ピジン語で会話している方を見つけてみてください。
その方が荏原さんです!
私もオイスカで国ボラ活動を始める前は、実際のNGO業務に関しては、全く知りませんでした。
日本のオイスカ研修センターで育ったOB・OGの人達が現地で活躍するのをサポートするため、
バックオフィス業務もたくさんあります。でも、日本で知り合った研修生と一緒に働く様子はとても楽しそうです!私も同世代で頑張っている研修生を業務を通じて応援していきたいです!
これからも上司からたくさん業務を教えていただき、現場経験も聞きながら楽しんで活動してまいります。
To be continued…