こんにちは、バゴ研修センターから中川です。
今回は、バゴ研修センターの養蚕事業から生まれた製品をご紹介したいと思います。バゴ研修センターは、オイスカのセンターの中で唯一養蚕事業に取り組んでいる研修センターで、センターの位置するフィリピン・ネグロス島 西ネグロス州を中心にフィリピン各地の貧しい農家の生計向上に努めると共に、フィリピン国内の生糸増産を計っています。バゴ研修センターは、フィリピンで唯一の桑~蚕~繭~生糸~製品という一連の流れを行っています。今日は、そんな生糸や養蚕事業の中でうまれた製品をいくつかご紹介したいと思います。
<ショール (ショート/ロング)>
バゴ研修センターの織り子さん7名が一枚一枚心を込めて織りました。彼女たちは、研修を経て1日に約2m織ることが出来ます。一見単純な作業に見えますが、初心者には全くできません。ショールのデザインや色は彼女たち自身が決定。染色は人工染料だけでなく、藍染めや桑の葉や実、またアカシアなどの自然染色を行っています。一枚羽織るだけでとても暖かく感じるので、肌寒い秋・冬のシーズンや冷房の強い部屋・機内などに便利な一枚です。私はオレンジと白色のボーダー柄を愛用しています。
<サンダル (サイズ展開あり)>
バゴ研修センターで製糸された生糸を使用したサンダル。加工は、隣のパナイ島で行われました。サイズ・またデザイン共に幅広く展開。先日、フィリピン人の男性のお客さんが奥さんにとお土産でご購入して下さりました。
<コスメティック商品>
繭のセリシンというプロテインの成分が肌によく、化粧水やクリームを以前から販売しています。根強い人気があり、マニラでのEXPOや大量購入がよく行われる商品です。そして、昨年からさらにコスメティック商品に力を入れており、繭だけでなく、ヒマワリ油なども入れた、ハンド・ボディーソープ(液体・固体)、シャンプー、コンディショナー、繭の形をしたココンスクラブ(顔の汚れを落とします)など幅広い商品展開となりました。どれも、ハンドメイドかつオーガニックでスタッフが一つひとつ作っていますので、安全・安心です。特に私は、ヒマワリ油も入った液体のハンド・ボディーソープがお気に入りで、普通の石鹸よりも洗いあがりがしっとりするように思います。
以上がおすすめの製品のご紹介になります。現在は、日本国内での販売は行っておらず、バゴ研修センター、バコロド市内のホテル・ショッピングモールにて販売を行っております。いつか日本の皆様にも気軽にお手に取って頂けるようになったらいいな、と思いつつ、まずはバゴ研修センターでうまれた製品を知って頂けたら嬉しいです。