本部広報室の倉本です。
23日(土)、木材・合板博物館(東京都江東区)にて「国際森林デー2019みどりの地球を未来へ~次代へつなぐ森林と木の文化~」が開催されました。
オイスカは例年実行委員会のメンバーとして参画しており、今年は「森のつみ木広場」を出展。小さなお子さんから、イベントで合唱コンサートを行った中・高生のお姉さんまでお集りいただき、会場は大盛況でした。
私は、これほどたくさんの方が来場する「森のつみ木広場」は初めてでしたが、その分多くの作品や遊び方を目にすることができ、ここからどんな出来上がりになるのかな?と終始興味が尽きない状態。
中でも目に留まったのは、にぎやかな会場においても、黙々とつみ木を積み上げていた二人の少年でした。
それぞれ、作成途中の段階でしたが、すでに「もういいんじゃない??」と思うほど完成度が高く、終了時間ギリギリまで制作を重ね、出来上がったのはこちら↓
二人とも、平たい長方形のつみ木をメインに使っているのですが、発想とセンスによっては、これほどに違う作品が出来上がるんですね。最後にまわりの大人が「崩すのがもったいないね」と話している中、崩すのは自分でやる!と時間をかけた作品を思い切りよく片付けている姿も印象的でした。
木は生活の中で身近な存在である(あった)はずなのに、「つみ木」という形で手に取ることで、日頃意識していなかった木の暖かでやさしい手触りや、香りに改めて気づかされます。この日は「国際森林デー」ということで、森や木、自然の大切さを学ぶイベントや出展がもりだくさんでしたが、やはり、遊びの中からそうしたことを学ぶきっかけをつくりつつ、子どもたちの想像力や集中力を伸ばすことのできる「つみ木」ってすごいな~と思うと同時に、私もつみ木でじっくり遊んでみたくなりました。
オイスカでは、各種イベントや施設、学校などで「森のつみ木広場」を実施しています。もしお近くで開催の折には、ぜひ参加されてはいかがでしょうか……?
※余談ですが、あるグループが会場を後にする際、後の人のために作品を崩していってくれたのですが、よく見るとつみ木が種類ごとに分けられて綺麗に整頓されていました。「国際森林デー」の会場のある新木場にふさわしく、なんだか木材の資材置き場のようだ……と一人楽しくなり、つい写真を撮ってしまっていました↓