2015年12月9日

丹波山での体験レポート その1

  • 本部スタッフ
  • 本部・啓発普及部の野木です。

    オイスカが運営の事務局を務める丹波山村クラインガルテン交流事業に 参加していただいた学生さんに感想をお寄せいただきました!

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    初めまして。オイスカでボランティア実習をさせていただいている明治大学2年の井上です。
    11月3日、山梨県丹波山村の道の駅「たばやま」で開催された収穫祭というイベントに参加させていただきました。地元のそば粉や食材でつくった手打ちそばと芋煮を一杯100円で食べていただくイベントです。
    同会場では地元で採れた新鮮な野菜や丸ごと塩焼きにした川魚なども販売されており、午前中にもかかわらず大盛況でした。 私は山梨大学のボランティアサークルの方々と一緒に製麺の作業の一部と売り子のお手伝いをさせていただきました。

    最初に体験したそば生地のかたまりを薄い円状にのばしていく作業は一見簡単に見えるのですが、それぞれの薄さがなかなか均一にならなかったり、きれいな円の形に広がらなかったり、薄くしすぎて生地が少し破けてしまったりなどベテランの地元の方に助けていただく場面が何度もありました。その方が伸ばしたそばはとてもきれいで私のものとは大違いでした(笑) S__44851203
    続いての作業では、伸ばしたそば生地を折りたたみ包丁で切っていきます。普段料理を全くしない私には慣れない作業で、同じ細さにするのがかなり難しくうどんみたいに太い麺ができてしまったりしました。日頃から包丁には慣れておくべきですね(苦笑) そして切り終わった麺を地元の方に大きな鍋で茹でてもらいます。茹であがったそばを容器に盛り、つゆを入れ、ねぎを載せていよいよ完成です。
    カウンターには既に行列ができており、2杯以上買われていくお客様が多いのが印象的でした。あまりの売れ行きに途中でつゆが足りなくなり、追加のつゆが届くまでお客様をお待たせしてしまうハプニング(つゆも地元の方の手作り)もありました。
    皆さまたいへん美味しそうにそばを召し上がっていて、売り子としてはこの上なくうれしかったです。集まっていただいたお客様や現地のスタッフの方々や他のボランティアさんのおかげで手打ちそばは無事完売し、イベントは大成功に終わりました。
    S__44851204その後、現地の方が特別に用意してくださったそばと芋煮を御馳走になりました。自ら調理に関わったそばは格別であっという間に食べ終わってしまいました。地元の野菜がいっぱいの芋煮も本当に美味しく体の芯から温まりました。
    S__44851215イベント終了後は会場近くのクラインガルテン農場へ移動し、昼食をとりました。そこではオイスカが植え収穫の時期を迎えたほうれん草と春菊の収穫作業とそれらの土を払い水洗いをする作業を体験させていただきました。都会にいてはなかなか出来ない貴重な体験でとてもたのしかったです。
    また収穫したほうれん草と春菊の一部を分けていただきました。ほうれん草は湯がいて、春菊は鍋に入れて食べましたがどちらも非常に美味しかったです。

    最後に、地元で有名な温泉「のめこい湯」へ行きました。「のめこい」とは丹波山の方言で「つるつる、すべすべ」という意味の「のめっこい」に由来していて美肌効果もあるそうです。農作業で汗をかいた後の入浴は本当に格別で最高に気持ち良かったです。また、露天風呂からは紅葉を迎えた山々が見え心も癒されました。

    最後まで楽しいことが盛りだくさんで個人的に大満足の一日になりました。地元 丹波山村の方々、山梨大学の方々、オイスカスタッフの方々、本当にありがとうございました!  

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