国連生物多様性条約事務局(SCBD)のアストリッド・ショーメイカー事務局長ほか2名が8月24日、オイスカ本部を訪問し、オイスカ・インターナショナルの中野悦子総裁と懇談しました。
オイスカは2010年、名古屋市で開かれた第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)の際にSCBDと相互協力のための覚書を交わしました。それにもとづき、従来の「子供の森」計画に加え、SCBDが提唱するグリーンウェイブの活動にも参加、植林などを通じて生物多様性を育むことの大切さを各国の学校や地域で訴えてきました。
懇談では中野総裁が「人々が自然と調和して生きる世界、精神と物質が調和した社会をつくる」という60年前のオイスカ創立の理念を説明。今年4月に就任したばかりのショーメイカー事務局長からは、「近年は国連の会議でも、生物多様性のためには、自然と調和した生活を大切にする精神文化の重要性が注目されており、オイスカの活動の先見性に驚きます」とのコメントがありました。
10月下旬には南米コロンビアのカリでCOP16が開催、オイスカの活動を評価するSCBDから、「新たな視点を取り入れるためにもぜひ参加してほしい」と希望があり、オイスカを代表してオイスカ・メキシコ総局からホセ・マルティン会長をはじめ会員らが出席しました。