5月19日、大阪市内の会場とオンライン配信でトークイベントを開催し、「子供の森」計画(以下、CFP)に参加するタイとインドネシアの子ども4名と、プログラムを調整しながら指導にあたる現地スタッフ2名が「小さなヒーローたちの森づくり」と題して発表を行いました。
6名は、CFP子ども親善大使招聘事業として同15〜22日の日程で来日し、北海道、大阪府、兵庫県を訪問。日本の森や防災などについて学べる施設を視察したほか、小学校での交流やCFP支援企業での活動報告を行い、今回のトークイベントは、親善大使の来日に合わせて、広くCFPの活動を知っていただく機会として実施されました。
当日は会場、オンライン合わせて約100名が参加。はじめにタイの親善大使から、近年乾季が長期化する中、気温が連日40℃を超え、池や川の水がなくなったり、地域に生息する野生動物が減少している現状が報告され、これらの課題に直面しながらもCFPの森づくりや環境教育を通じて人々が森の恵みを受けられるようになり、地域に活動が広がっている例も紹介されました。また、インドネシアの親善大使からは、各地でさまざまな課題を抱える中、海面上昇から海沿いの学校を守るマングローブ植林や、深刻化するゴミ問題に対して積極的なリサイクル活動や地域に環境保全を訴えるキャンペーンを行うなど、各地のニーズに合わせた多様な取り組みについて報告されました。
CFPはもともと学校を拠点とした取り組みでしたが、現在は子どもたちが学びを家庭に持ち帰り、さらに地域へ活動の輪が広がることを目指しています。後半のトークセッションでは、その過程に沿う形で、子どもたちが活動にどのように向き合い、家族と共有しているか、また活動を地域に広げていくための努力やその難しさなどが、子どもたちやスタッフの口から語られました。
参加者からは、「活動の様子や森づくりに対する想いが伝わった」「子どもたちの生き生きとした表情と一生懸命準備したのであろう日本語での発表に感動した」などの感想が寄せられ、取り組みと併せて、子どもたちやスタッフの想いも届ける機会となりました。
当日の様子はこちらから!(アーカイブ)