ヌエバビスカヤの森づくりをご支援くださっている皆さまへ
連絡が遅くなってしまい誠に申し訳ございません。先月(3月16日)、フィリピン中部ルソンのヌエバ・ビスカヤ州アリタオ市にある植林プロジェクト現場におきまして、山火事が発生しました。火災の被害に遭った場所は、サイトの西端にある1994年にプロジェクトが始まった当初に植えた約100ヘクタールです。
毎年3月から4月頃にかけてフィリピンは最も気温が高くなり、また乾季でもあり最も乾燥する時期になりますが、今年は連日40℃となる、例年に比べても特に暑い日が続いておりました。当日は風も強く、近隣の草地で発生した火災は、瞬く間に防火帯を超えて植林地を襲ったそうです。プロジェクトで維持管理作業をしているスタッフが懸命の消火作業を続けた結果、何とかそれ以上の延焼については食い止めることができました。
大変残念な出来事ではございますが、現場からは、経験上、雨季が来る頃には被災した場所から新芽も生えてくるという予測もさなれています。惨事を乗り越えて現場のチームが再び緑を取り戻す活動に取り組むべく私たちもサポートして参る所存です。
ご支援いただいている皆さまにはご心配をおかけしておりますこと、深くお詫びします。引き続きご支援のほどお願い申し上げます。なお、詳しい報告は、担当のグラゼン・アセリットが、当ホームページ内のブログにて行っております。そちらも合わせてお読みください。どうかよろしくお願いします。
公益財団法人オイスカ 専務理事 永石安明