2011年の東日本大震災、その津波は東北地方の太平洋側の海岸防災林をなぎ倒してしまいました。海岸林 の再生は、多くの地域で国や自治体が進めていますが、宮城県名取市では、地元の市民とオイスカが中心になって担っています。「松がつなぐあした」は、元日本経済新聞論説委員の小林省太氏が現役の記者時代から名取に通い、市民や行政、オイスカなどへの取材を繰り返して、10年間をまとめた記録です。(2020年12月初版)
震災から11年目以降のトピックが終章にまとめられた増補改訂版が、2月に出版されました。
松がつなぐあした -震災10年 海岸林再生の記録- 増補改訂
小林省太著 愛育出版 本文246ページ、巻頭カラー8ページ 1300円+税
2024年2月 増補改訂発行 ISBN978-4-909080-55-4