23年11月23日、大阪市内で開催された「地球環境を考えるトークイベント2023秋」のメインスピーカーとして登壇したのは、フィリピン北部のアブラ農林業研修センターのデルフィン・テソロ所長。センターでの人材育成や植林をはじめとする環境保全の取り組みを紹介しながら、「災害のデパート」とも言われる同地での今後の挑戦について語りました。 地域の人々のためにと語るデルフィン所長の姿に、会場からは「宮沢賢治さんを彷彿とさせる」との声も聞かれました。
また、同センターの運営をデルフィン所長に引き継ぎ、日本から現地の活動を支援してきた関西研修センターの清水利春所長も登壇。多くの日本人ボランティアをアブラ州に派遣していることや同州から技能実習生を受け入れていることに触れ、デルフィン所長がいるからこそ安心して続けられる活動であることを強調し、信頼を寄せている様子がうかがえました。