2024年10月24日

「富士山の森づくり」2024年度活動レポート 日本鉄道労働組合連合会(JR連合)

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  • 実施日:2024年8月24日(土)
    実施団体:日本鉄道労働組合連合会(JR連合)
    活 動:シカ害対策ネット補修、除伐

    昨年に引き続き、今年も様々な地域より約30名の方が活動に集まってくださいました。
    午後からは雨の予報。少しでも早く活動を始めるために、麓の集合場所から急いで活動地まで上ってきてくれました。JR連合の事務局の皆さんのご協力のおかげでとてもスムーズに活動がスタートできました。

    開会式では、荻山会長から「怪我に気をつけて!頑張りましょう!」との元気な掛け声。
    オイスカ山梨県支部 事務局次長の菅原より「今日の活動地は活動がスタートして1年目に植えた場所です。生長した木を見守ってもらいながら作業していただければと思います」と活動の経緯や意義、現在の森の様子などを簡単に説明させていただきました。

    早朝に降った雨で草や枝葉が濡れていたため、服が濡れないように雨合羽を着用してもらいました。しかし、指導員である地元林業者の方々が「来て早々にズボンが濡れたらテンション下がるでしょ…」といいながら、活動が始まるギリギリまで(自分のズボンはビショビショになりながら)草を刈ったり、枝を払ったりして念入りに作業のための道を作ってくれました。こういった協力に活動が支えられているなと感じます。

    作業説明時には「なんの樹種が植えられていますか?」などの質問が出て、指導員とコミュニケーションをとりながらしっかり説明を聞かれていました。

    〇名古屋より3回目の参加&初参加のペア。
    「作業は難しいです」といいながらも、みるみるうちに術を習得。
    声を掛け合いながら、どんどん作業をこなしていました。

    〇こちらも名古屋から初参加のペア
    「思っていたより楽しいです」
    「植えたら勝手に木が育つと思っていました。こうやって手をかけて育てていくと知らなかったです」と話してくれました。
    体験を通して、理解いただけることが一番嬉しいです。

    〇JR連合さんは事務局の方々も参加者同様に作業をされます。
    「ちょっと手順間違えたけど、まぁいいか!」すかさず指導員から「バレてますよ」との突っ込みにみんなで大笑い。今日一番の最高の笑顔でした。
    作業はどのペアより早かったです。

    〇荻山会長も、毎回必ずしっかりと作業をされます。
    ネットの補修以外にも、植えた木の生長を阻害する実生の木の除伐作業もあります。
    細めの木ならあっという間に伐り終えて、枝もきれいに払ってくれました。
    パワーはもちろん、作業がとても丁寧なJR連合さんです。

    〇お子さんと一緒にご家族での参加
    富士山は初めてとのこと。結束線を使って竹支柱とネットを留める作業と、木づちを使って支柱を打ち込むことが楽しかったそうです。
    ボランティア活動には積極的に参加しているそうで、お子さんたちも終始、一生懸命に作業をしてくれていました。

    残り30分というところで大粒の雨が降り出してしまい、残念ながら中止の判断に。
    キリのよいところで終わってくださいね!と声かけするも、作業の手は止まらず。
    「だってあと少しだから!」と本当にギリギリまで粘って頑張ってくださいました。

    飛び乗るようにバスに乗っていただき、そのままお別れとなりましたが、大変な作業だったにも関わらずバスから手を振る皆さんの笑顔がとても印象的でした。

    わずかに残った作業は林業者のプロの皆さんが手分けして完了。本日予定の作業をすべて終えることができました。

    JR連合の皆様、どんな作業、どんな状況でもいつも全力で活動に取り組んでいただき、本当にありがとうございます。

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