※オイスカ誌2023年3月号に掲載した海外ニュースをまとめて紹介します
■オイスカ・タイ総局
天然資源環境委員会より表彰 長年にわたる植林活動が評価される
オイスカ・タイ総局では、1980年にスタートした東北タイでの植林を皮切りに、日本の支援者からのサポートを受けながら、山岳地域や海岸部での森づくりを続けてきました。92年から始まった「子供の森」計画参加校での植林を含め、これまでに約2500haの実績があり、近年では、育ててきた森の恵みを活用しながら、地域住民の生計向上を目指す取り組みにも注力しています。
こうした長年にわたる植林活動が、「よりよい環境および社会の構築、また持続可能な開発への大きな貢献」であると高く評価され、22年12月8日、タイ王国の国会において表彰されました。天然資源環境委員会のスラサック・カンチャナラット会長から記念の盾を受け取った総局のアリ・チョアングリア会長は、「国家を代表する環境保全活動に取り組む団体として認められたことは大変名誉なこと」と話し、これまで活動に従事してきたスタッフや、植林を共に進めてきた支援者らに謝意を表しました。
■パプアニューギニア・ラバウル研修センター
荏原美知勝駐在代表が 在外公館長表彰を受賞
23年1月4日、パプアニューギニアの荏原美知勝駐在代表が在パプアニューギニア日本大使館において在外公館長表彰を受けました。同表彰は、日本と諸外国・地域との相互理解や友好親善の促進に寄与した個人や団体に対する顕彰で、この日は、渡邊信之駐パプアニューギニア日本国特命全権大使より表彰状が授与されました。
荏原駐在代表は、1993年にオイスカ・ラバウルエコテック研修センターに赴任。有機農業の普及や稲作の技術向上などに努め、04年からは技術顧問および駐在代表として活動を続けてきたほか、熱帯雨林保全活動にも取り組んでいます。
今回の表彰を受け、荏原駐在代表は「長年のオイスカでの活動が評価されたことをうれしく思う。これからもしっかり取り組んでいきたい」と喜びを語りました。