12月16、17日にかけてフィリピンを直撃した台風22号により、ネグロス島で進む養蚕普及プロジェクトの拠点であるバゴ研修センターが大きな被害を受けています。前回お伝えしたレポートの続報です。
以下、現地からの報告です。
(バゴ研修センターに関して)
●被害を受けた建物は8棟(食堂2棟、キッチン、宿舎、木造のゲストハウス、新教室、製糸機械稼働のためのボイラーハウス、
競技場)。
●それぞれの建物は雨漏りや、壁、床、天井、配線が損傷している状態。応急処置でシートを被せたり、仮屋根を取り付けて対応している。
●屋根等に直撃した倒木は、片付けを進めるとともにチェーンソーを使用し木材としての使い道を模索中。
(養蚕農家に関して)
●マビナイ地域(東ネグロス州に位置し、バゴ研修センターから南に約118km)及びサンカルロス地域(バゴ研修センターより西に約80km)の25軒の養蚕農家が大きく被害を受けた。
(「子供の森」計画に参加している学校に関して)
●教室の屋根や学校内の小さな建物に倒木しており、PTAの保護者の方々が片づけなどの対応している。
●コロナ禍で対面の授業もまだ実施していないことから、少しずつ修復作業に取り掛かっている。
オイスカでは、現在協力を呼びかけている冬募金に「海外災害支援」の項目を加え、募金への協力を呼びかけています。「子供の森」計画、養蚕普及プロジェクトをはじめとした多くの活動拠点であるセンターの再建にご協力よろしくお願いします。